Google口コミ削除方法・依頼・裏技など企業をリスクから守るCYBERVALUE

あらゆる悪意から会社を守り
企業価値を最大化する

ABOUTCYBER VALUEとは

『CYBER VALUE』とは株式会社ロードマップが提供する、
風評被害トラブル発生時の企業イメージ回復、ブランドの価値維持のためのトータルソリューションです。
インターネット掲示板に企業の悪評が流される事例はこれまでもありましたが、近年はSNSの普及で、
より多くの人が気軽に企業やサービスに対する意見や不満を投稿するようになり、
それが発端で炎上が発生することもしばしばあります。
ネット炎上は一日3件以上発生するといわれます。
企業に対する悪評が多くの人の目に入れば、真偽に関わらず企業イメージや売上、信頼の低下につながりかねません。
このようなリスクから企業を守り、運営にのみ注力していただけるよう、私たちが全力でサポートいたします。

REASONCYBER VALUE
選ばれる理由

01
SEO対策の豊富な実績

SEO対策の豊富な実績

株式会社ロードマップは2012年の創業以来、長きにわたりSEO対策をメ イン事業としており、その実績は累計 200件以上。そのノウハウをもとに したMEO対策や逆SEO、風評被害対策に関しても豊富な実績がありま す。
長くSEO対策に携わり、つねに最新の情報を学び続けているからこそ、 いまの検索サイトに最適な手法でネガティブな情報が表示されないよう に施策、ポジティブな情報を上位表示できます。

02
事態収束から回復までワンストップ

事態収束から回復まで
ワンストップ

株式会社ロードマップには、SEO対策やMEO対策などWebマーケティン グの幅広いノウハウをもつディレクター、高度な知識と技術が必要なフ ォレンジック対応・保守管理の可能なセキュリティエンジニアが在籍し ており、すべて自社で対応できます。
そのため下請けに丸投げせず、お客さまの情報伝達漏れや漏えいといっ たリスクも削減。よりリーズナブルな料金でサービスの提供を実現しま した。また、お客さまも複数の業者に依頼する手間が必要ありません。

03
弁護士との連携による幅広いサービス

弁護士との連携による
幅広いサービス

インターネット掲示板やSNSにおける誹謗中傷などの投稿は、運営に削 除依頼を要請できます。しかし「規約違反にあたらない」などの理由で 対応されないケースが非常に多いです。
削除依頼は通常、当事者か弁護士の要請のみ受け付けています。弁護士 であれば仮処分の申し立てにより法的に削除依頼の要請ができるほか、 発信者情報の開示請求により投稿者の個人情報を特定、損害賠償請求も 可能です。

04
セキュリティ面のリスクも解決

セキュリティ面のリスクも解決

株式会社ロードマップは大手、官公庁サイトを含む脆弱性診断、サイバ ー攻撃からの復旧であるフォレンジック調査・対応の実績も累計400件以 上あります。
風評被害対策サービスを提供する企業はほかにもありますが、セキュリ ティ面を含めトータルに企業のブランド維持、リスク回避をおこなえる 企業はありません。

お問い合わせはこちら

こんなお悩みありませんか?

Firewall

検索サイトで自社の評判を下げるようなキーワードが出てくる

Search

自社にどのような炎上・風評被害の潜在リスクがあるか整理できていない

BlackBox

セキュリティ専門家による定期チェックを実施しておらず、課題や必要予算が見えていない

SERVICEサービス内容

企業イメージの
回復・維持を総合サポート

01
問題の解決

問題の解決

企業イメージに大きく関わる、つぎのような問題をスピード解決いたします。

検索サイトのサジェストにネガティブなキーワードが出るようになってしまった

サジェスト削除(Yahoo!・Google・Bing)

逆SEO

インターネット掲示板やSNSの投稿などで風評被害を受けた

弁護士連携による削除依頼・開示請求

サイバー攻撃を受けてサーバーがダウンした、サイト改ざんを受けてしまった

フォレンジック調査+対応

02
原因の究明・イメージ回復

原因の究明・イメージ回復

風評被害やトラブル発生の原因となったのはなにか、どこが炎上の発生源かを調査し、 イメージ回復のためにもっとも最適な施策を検討、実施します。

企業やサイトの評判を底上げする施策

SEO対策(コンテンツマーケティング)

MEO対策

サジェスト最適化戦略支援

セキュリティ面のリスク調査

ホームページ健康診断

03
価値の維持

価値の維持

風評被害、サイバー攻撃被害を受けてしまった企業さまに対し、 つぎのような施策で価値の維持までトータルでサポートいたします。

セキュリティ運用

保守管理(月一度の検査ほか)

バックグラウンド調査

リスク対策を多角的にサポート

サイバーチェック

サイバーチェック

取引先や採用の応募者の素性を調査し、取引・採用前に素行に問題のない 人物であるか確認しておける、現代のネット信用調査サービスです。

反社チェック

ネット記事情報をもとに犯罪・不祥事・反社関連の情報を収集します。 採用・取引の最低限のリスク管理に。

ネットチェック

SNS・掲示板・ブログなどから会社・人に関する情報を収集。 企業体質・人物健全度のリスクを可視化します。

TRUST CHECK

匿名アカウント、ダークWebすべてのサイバー空間を網羅ネットの 深部まで調べあげる、究極のリスク対策支援ツールです。

詳しくはこちら

COLUMNコラム

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社名検索の「ブラック」等のネガティブワードを消したい。検索エンジンサジェスト削除の正しい手順

GoogleやYahoo!、Bingといった検索エンジンで自社の名前を入力した際、検索候補として「ブラック」「評判悪い」「不祥事」といったネガティブな言葉が表示される状態は、企業にとって致命的なダメージとなります。たとえそれが事実無根の書き込みや単なる噂に過ぎなかったとしても、検索エンジンのサジェスト(提案)として表示されることで、多くのユーザーに「この会社には問題がある」という先入観を与えてしまうからです 。

このような「サジェスト汚染」は、知らず知らずのうちにブランドイメージを毀損し、採用活動や営業活動における大きな機会損失を招く「見えない風評被害」といえます 。本記事では、サジェストにネガティブな言葉が表示されるメカニズムを解明し、自社でできる削除申請の具体的な手順や、放置した場合の深刻なリスク、そして専門業者に依頼する際の費用相場までを網羅的に解説します。

なぜ社名検索で「ブラック」と出るのか?サジェストの仕組み

検索エンジンのサジェスト機能は、本来ユーザーの利便性を高めるために設計されたものです。しかし、この機能が時として企業を苦しめるのは、検索エンジンのアルゴリズムがそのキーワードの「内容の良し悪し」を一切判断しないことに起因します 。サジェストに特定の言葉が表示される主要なメカニズムについて、3つの観点から見ていきましょう。

1.検索ボリュームとユーザーの検索傾向

サジェストの表示に最も大きな影響を与えるのは、キーワードが検索された回数です 。特定の期間内に「社名+ブラック」といった組み合わせで繰り返し検索が行われると、アルゴリズムはそれを需要の高い関連情報だと認識します。一度サジェストに表示されると、それを見た別のユーザーが興味本位でそのキーワードをクリックするため、さらに検索数が増えて表示が固定化されるという悪循環が生まれます 。

2.Web上のコンテンツやトレンドとの関連性

検索エンジンは、WebサイトやSNS、ニュース記事などに存在する膨大なデータとキーワードの関連性を常に分析しています 。特定の企業に関連してネガティブな情報がSNSで拡散されたり話題になったりすると、その「トレンド」が即座に反映されます。たとえ自社に非がなくても、似た社名の他社が不祥事を起こした場合や、関連する出来事と機械的に紐付けられて表示されてしまうケースも少なくありません 。

3.アルゴリズムはキーワードの「良し悪し」を判断しない

検索エンジンのシステムは、あくまで統計データに基づいて機械的に候補を表示しています 。表示される単語が社会的に不適切であるか、あるいは企業にとって名誉毀損に当たるかといった倫理的な判断を、AIがリアルタイムで行うことは現時点では不可能です。そのため、悪意のあるユーザーが意図的にネガティブな言葉で検索を繰り返した場合であっても、一定の条件を満たせば候補として表示されてしまいます 。

「そのうち消える」は危険!放置がもたらす4つの重大リスク

ネガティブなサジェストを目にした際、「事実に反するのだから、放っておけばそのうち自然に消えるだろう」と考えるのは非常に危険です。サジェストは一度定着すると長期間残り続ける傾向があり、放置することで問題は雪だるま式に膨れ上がり、取り返しのつかない事態を招く可能性があります 。

1.採用活動への悪影響(応募辞退や優秀な人材の流出)

現代の求職者の多くは、応募前に必ず企業の評判を検索します 。そのため、検索候補に「ブラック」などの単語があるだけで、優秀な人材はリスクを避けるために応募をためらうようになります。すでに選考が進んでいる候補者であっても、サジェストを見て不安を感じ、内定辞退を選択するケースも多発しています。こうした採用難による人的資本の低下は、企業の長期的な競争力を削ぐ深刻な要因となります 。

2.既存顧客や取引先からの信頼失墜

ネガティブなサジェストは、外部ステークホルダーとの信頼関係にもひびを入れます。新規の取引先が与信調査の一環として検索を行った際、不名誉なキーワードが表示されれば、契約締結が見送られる可能性も否定できません 。既存の顧客にとっても、「不祥事がある会社と付き合っている」と思われることはブランドへの不信感に繋がり、結果として解約や離反の原因となってしまいます 。

3.売上・機会損失(潜在顧客の離脱)

商品やサービスの購入を検討しているユーザーの多くは、最終的な判断の前に比較検討のための検索を行います。その際、「欠陥」「最悪」といった言葉が候補に出れば、ユーザーは瞬時に購買意欲を失い、競合他社へと流れてしまいます 。これは、本来得られたはずの売上利益を、検索エンジンの入り口でみすみす捨てている状態と言えます 。

4.従業員のモチベーション低下と離職リスク

リスクは外部だけでなく、社内にも牙をむきます。自社に対するネガティブな情報が公然と表示され続けていることを知れば、従業員のエンゲージメントは著しく低下します 。「自分の会社は外からこう見られているのか」という失望感は、愛社精神の喪失から離職を加速させ、さらなる評判の悪化を招くという負の連鎖に陥りかねません 。

自力で検索エンジンのサジェスト削除を申請する正しい手順

サジェスト汚染の問題を解決するためのゴールは、「ネガティブな言葉を非表示にする」こと、そして「本来表示されるべきポジティブな言葉を促進する」ことの2点です 。まずは、主要な検索エンジン各社が設けている専用の仕組みを活用することが第一歩となります。

1.各検索エンジン(Google/Yahoo!/Bing)の専用フォームから申請

各検索エンジンは、権利侵害やポリシー違反に当たるサジェストを報告するための申請フォームを用意しています 。Googleの場合は検索結果のページ下部やヘルプページから、Yahoo!ではヘルプ内の「関連検索ワードに関する情報の提供」フォームから、Bingでもフィードバック機能を通じて、それぞれ削除を依頼することが可能です 。

2.ガイドラインに抵触している根拠を明確に提示する

申請にあたっては、単に「不快である」「イメージが悪い」といった主観的な理由では受理されません 。各検索エンジンが定めている「オートコンプリートポリシー」を慎重に確認し、どの項目に違反しているかを具体的に指摘する必要があります。例えば、事実無根の逮捕歴が表示されている場合は「名誉毀損」や「個人のプライバシー侵害」といった、明確な法的・倫理的根拠を提示することが求められます 。

3.ポジティブな情報発信を強化して「上書き」を狙う

削除申請と並行して、アルゴリズムに働きかけて健全なサジェストを表示させる「ポジティブ対策」も不可欠です。オウンドメディアや公式ブログを通じて自社の正確な実績や社会貢献活動を発信し、検索エンジンからの評価(プレゼンス)を高めましょう 。また、プレスリリース配信などの広報活動を通じて、信頼性の高い情報をWeb上に増やす取り組みを継続することで、間接的にサジェストの良化を促すことができます 。

「申請しても消えない」のはなぜ?自力対策の3つの限界

自社での対策はコストを抑えられるという大きな利点がある一方で、期待した成果が得られないケースが多いのが実情です。

まず、サジェストのアルゴリズムはブラックボックス化されており、かつ常に進化し続けています 。単なるSEOの知識だけでなく、検索エンジンの最新の挙動やキーワードの評価基準といった、膨大な検証データに基づいたノウハウがなければ、効果的な施策を打つのは至難の業です 。

次に、リソースの問題が挙げられます。ポジティブな情報を発信して検索エンジンの評価を「塗り替える」には非常に長い時間を要し、成果が見えるまで数ヶ月から半年以上かかることも珍しくありません 。その間、専任の担当者が通常業務と並行してコンテンツ制作や分析を続けることは、社内リソースへの大きな負担となります 。

さらに、不適切な方法で対策を行ってしまうことによる二次被害のリスクも孕んでいます。意図的に不自然な検索を繰り返すなどの行為は、検索エンジンから「ガイドライン違反」とみなされ、サイト全体の表示順位を下げられるといった重いペナルティを受ける可能性があるため、注意が必要です 。

確実に解決したい場合の専門業者への依頼メリット

自力での対応に限界を感じた場合や、一刻も早く風評被害による損失を食い止めたい場合には、サジェスト対策の専門業者へ依頼することが最も確実な解決策となります。

1.独自のノウハウによる対策スピードと効果の高さ

専門業者は、検索エンジンのアルゴリズムに関する深い洞察と最新トレンドを把握しています。自力で行うよりもはるかに早く、的確なタイミングで最適な施策を実施するため、迅速かつ確実な成果が期待できます。例えば、ある建設業の事例では、対策開始から約2週間という短期間でネガティブワードの非表示化を実現しています 。

2.継続的な監視による再発防止とリスク管理

サジェストは常に変動しており、一度消えれば安心というわけではありません。専門業者は対策完了後も状況を継続的に監視し、再発の兆候が見られれば即座に追加の対応を講じます 。また、法務的な視点やコンプライアンスに配慮した安全な手法を用いるため、炎上やペナルティのリスクを極限まで抑えた対策が可能です 。

3.気になる費用相場(月額3~10万円程度が目安)

専門業者に依頼する際のコストは、対象とするキーワードの難易度によりますが、一般的な月額費用の目安は3万円から10万円程度となっています 。早期に対策を完了させることで、採用の失敗や売上機会の損失を最小限に抑えられることを考えれば、非常に投資対効果の高い選択肢と言えるでしょう 。

特徴自力での対策専門業者への依頼
対策スピード数ヶ月以上かかることが多い最短数日〜2週間程度の事例あり
確実性低い(アルゴリズムの変化に弱い)高い(独自ノウハウで対応)
安全性ペナルティのリスクがある専門家によるリスク管理を徹底
運用コスト担当者の人的負担が大きい月額費用3~10万円程度(作業丸投げ可)

まとめ:ネガティブサジェストは早期対策が被害最小化の鍵

ネガティブサジェストは、放置している間も企業のブランドイメージを削り続ける「沈黙の被害」です。採用難や信頼失墜、売上減少といった具体的な経営課題を放置しないためにも、早期の対策が欠かせません 。

自力での申請には専門知識や時間の壁があり、不確実性が伴いますが、専門業者の知見を活用することで、迅速かつ安全に問題を解決し、再発を防ぐことが可能になります 。被害が深刻化し、ネガティブな印象が社会的に定着してしまう前に、まずは自社の現状を正しく把握し、具体的な行動を起こすことをお勧めします。

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Google/Yahoo!/Bingサジェスト対策・削除の仕組みと費用相場

リスク管理

内部通報制度ガイドラインを解説!義務化のポイントとIPO準備に必要な規程の作成

「社内の不正を早期に見つけたいけれど、どう制度を作ればいいのかわからない」

「改正法への対応が急務だが、日々の業務に追われてリソースが足りない」

上場準備(IPO)を進める企業の法務担当者や、改正法への対応を迫られている中堅企業の総務担当者の方から、こうした切実な悩みをよく伺います。2022年の公益通報者保護法の施行により、内部通報制度の整備は、単なる「努力目標」から、企業の存続を左右する「重要な義務」へと大きく変化しました。

特にIPOを目指す企業にとっては、制度が「ある」だけでなく「正しく機能している」ことが上場審査の合否を分けるポイントにもなります。しかし、いざ準備を始めようと消費者庁のガイドラインを開いても、専門用語の羅列に圧倒されてしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、プロのライター視点で、消費者庁のガイドラインを世界一わかりやすく噛み砕いて解説します。具体的な体制づくりの手順から、規程の作成方法、従業員への周知のコツまで、この記事で実務が完了する構成にまとめました。

内部通報制度とは?なぜ今、すべての企業に対策が求められているのか

内部通報制度とは、一言でいえば「社内の自浄作用を高めるためのホットライン」です。自社内で法令違反や不正行為を見つけた従業員が、上司や組織の圧力を恐れることなく、安全に通報・相談できる仕組みを指します。

近年、大企業だけでなく中堅・中小企業においても、不祥事の隠蔽が発覚し、一夜にして企業の信頼が失墜するケースが後を絶ちません。こうした事態を防ぐために、法律が強化されました。

知っておきたい「公益通報者保護法」のキホン

2022年6月に施行された「公益通報者保護法」は、これまでの法律を大幅にアップデートしたものです。最大の狙いは「通報者が守られない現状」を打破することにあります。

これまでは、通報したことで不利益な扱いを受けても、法的な救済が不十分なケースがありました。しかし改正法では、企業に対して「通報に適切に対応するための体制整備」を正式に義務付け、さらに「通報を受けた人の守秘義務」を極めて厳格に定めました。つまり、会社全体として「通報者を徹底的に守る姿勢」を見せることが法律で決まったのです。

自社は対象?「従業員300人」を境に変わる義務と努力義務

今回の改正で注意が必要なのは、企業の規模によって「義務」の重さが異なる点です。

  • 従業員数301人以上の企業:体制整備が「完全義務」 もし対応を怠っていれば、法律違反として行政指導の対象となります。
  • 従業員数300人以下の企業:体制整備は「努力義務」 「やらなくても罰せられない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。

現代のビジネスシーンでは、大手企業が取引先を選定する際の基準に「コンプライアンス体制の有無」を盛り込むことが一般的です。たとえ300人以下の企業であっても、制度がないことが理由で大口の契約を逃したり、取引から除外されたりするリスクがあるのです。

IPO(上場準備)企業が「努力義務」でも今すぐ着手すべき理由

上場準備中の企業にとって、内部通報制度は「いつかやるべきこと」ではなく「今すぐやるべきこと」の筆頭です。

証券会社や東京証券取引所による審査では、企業のガバナンス(統治)能力が厳しくチェックされます。特に「経営陣による不正を監視できる仕組みがあるか」という点は最重要項目の一つです。内部通報窓口が整備されていない、あるいは規程だけで運用実態がないと判断されれば、「上場企業としての適格性がない」とみなされ、IPOスケジュールが大幅に遅れる致命傷になりかねません。

消費者庁のガイドラインをクリアする「体制づくり」5つの手順

いざ制度を作るといっても、具体的に何から手をつければいいのか、どこまで対応すれば「合格点」なのかと頭を抱えてしまう担当者の方は少なくありません。消費者庁のガイドラインが求めているのは、単に窓口が存在することではなく、不正を確実に吸い上げ、適切に処理できる「実効性のある体制」です。

この体制が不十分だと、せっかくの通報を見逃したり、逆に情報の取り扱いを誤って法的責任を問われたりするリスクがあります。ここでは、IPO審査でも厳しくチェックされる「組織としての強さ」を備えるために、最低限クリアすべき5つのステップを、実務の流れに沿ってわかりやすく解説します。

【人選】誰を通報窓口の担当(従事者)にするか決める

制度の心臓部となるのが「公益通報対応業務従事者(以下、従事者)」です。これは、通報を受け、調査を行い、是正措置に関わる担当者のことです。

  • 誰がなるべきか: 高い倫理観を持ち、秘密を厳守できる法務・総務の責任者や監査役が適任です。
  • 任命のポイント: 従事者は「書面」で正式に指名する必要があります。単に「総務部が担当します」という曖昧な形ではなく、「総務部の〇〇さんを従事者に任命する」と明確にすることで、法的な守秘義務が発生します。
  • 注意点: 社長が直接担当するのは避けるべきです。従業員が「社長に言いたいことがあるのに、本人が窓口では通報できない」という事態を防ぐためです。

【窓口】相談しやすい「社内窓口」と「社外窓口」の作り方

窓口は一つである必要はありません。従業員の心理的ハードルを下げるために、複数のルートを用意するのが定石です。

  • 社内窓口: 会社の中に設置する窓口です。事情に詳しいため、迅速な調査ができるメリットがあります。
  • 社外窓口: 外部の弁護士事務所や、専門の通報受付代行業者が担当します。 特に「社内の人には顔を合わせるのが気まずい」と感じる従業員にとって、社外窓口の存在は大きな安心材料になります。IPO準備企業では、客観性を担保するために社外窓口を設置していることが審査でポジティブに評価されます。

【保護】通報者が「嫌がらせ・不当な評価」を受けないルール作り

内部通報制度が失敗する最大の原因は、「通報したら損をする」と思われることです。ガイドラインでは、通報者への「不利益な取り扱い」を厳禁しています。

不利益な取り扱いとは、解雇や降格だけでなく、賞与の査定を下げる、重要なプロジェクトから外す、部署内で孤立させるといった「嫌がらせ」も含まれます。これらを防ぐために、規程には「通報を理由とした不利益扱いは、行った側を厳重に処分する」という強いメッセージを盛り込む必要があります。

【プライバシー】犯人探しはNG!匿名性と秘密を確実に守る流れ

通報者のプライバシーを守ることは、従事者の最も重要な使命です。

  • 情報の隔離: 通報内容は、専用の鍵付きキャビネットや、パスワード管理されたフォルダで保管します。一般の社員や、関係のない役員が見られる状態は絶対にNGです。
  • 匿名性の確保: 通報者が匿名を希望した場合、名前を伏せたまま調査を行う仕組みを整えます。「誰が通報したか」を特定しようとする行為(犯人探し)自体を禁止事項として明文化しましょう。

【公平性】役員が関わる不正も隠蔽させない仕組み

もし、通報の対象が社長や役員だった場合、部下である総務担当者が「社長、不正はやめてください」と調査するのは現実的ではありません。

これを解決するのが「ルートの多角化」です。役員に関連する通報については、社長を飛び越えて「監査役」や「社外の弁護士」にダイレクトに情報が届くルートを確保してください。この「経営陣からの独立性」こそが、消費者庁ガイドラインが最も重視しているポイントの一つです。

そのまま使える!「規程」と「運用マニュアル」作成のコツ

頭の中で体制のイメージが固まったら、次はその仕組みを「組織のルール」として正式に文書化する作業に入ります。内部通報制度において、規程やマニュアルは単なる書類ではありません。いざ問題が起きた際に、会社がどう動き、通報者をどう守るかを約束する「契約書」であり、担当者が迷わず動くための「地図」でもあります。

特にIPO審査や外部監査では、これらの書類がガイドラインの要件を網羅しているか、実務に即しているかが厳しくチェックされます。ここでは、効率的かつ法的に隙のない「規程」と、現場で本当に役立つ「運用マニュアル」を作成するための具体的なポイントを整理して解説します。

規程に必ず入れるべき項目と「ひな形」の賢い使い方

内部通報規程は、会社のコンプライアンスの姿勢を示す「憲法」のようなものです。一から作るのは大変ですので、消費者庁が公開しているひな形をベースにしつつ、以下の5項目が漏れていないかチェックしてください。

  1. 目的: 不正の早期発見と是正により、企業の価値を守る。
  2. 通報対象: 法令違反だけでなく、社内規定違反やハラスメントも含むか。
  3. 通報者の範囲: 正社員に加え、パート、派遣社員、さらには退職者(1年以内)も対象にする。
  4. 保護規定: 秘密保持の徹底と、不利益扱いの禁止。
  5. フローの明示: 受付→調査→是正→フィードバックの流れ。

「形だけで終わらせない」ための実務マニュアルの作り方

規程が「法律」なら、マニュアルは「手順書」です。担当者が迷わないよう、具体的なアクションを書き込みます。

  • 初動対応: 通報受付から「2日以内」に受領連絡をする、といった期限の設定。
  • ヒアリングシート: 「いつ、どこで、誰が、何をしたか」を漏れなく聞き出すための質問表。
  • 記録の保管: 調査資料は何年間保管し、誰に閲覧権限があるのか。

このように「誰がいつ何をするか」を言語化しておくことで、担当者の交代時にもスムーズに引き継ぎができ、形骸化を防ぐことができます。

迷ったらここをチェック!消費者庁が配布している便利な資料

実務で困ったときは、消費者庁の「公益通報者保護法」特設サイトを確認しましょう。

特に「民間事業者向けQ&A」は非常に優秀です。「通報者が嘘をついている可能性がある場合はどうするか?」「退職者からの通報はどう扱うか?」といった、現場で起こりがちな「困った」に対する回答がすべて載っています。また、社内に掲示するためのポスター素材なども無料でダウンロードできるため、活用しない手はありません。

従業員に「使ってもらえる制度」にするための周知と教育

せっかく立派な窓口を設置し、詳細な規程を作り上げたとしても、従業員が「あんなの形だけでしょ」「通報してもどうせ無視される」と不信感を抱いていては、不正の情報は決して集まりません。内部通報制度において最も難しいのは、箱を作ることではなく、従業員が安心して利用できる「信頼」を築くことです。

制度に本当の「命」を吹き込み、組織を守る武器として機能させるためには、全社を挙げた周知活動と、階層に応じた適切な教育が不可欠です。形骸化を防ぎ、自浄作用を最大化するための具体的なアプローチを解説します。

掲示板やカード配布など、全社員に制度を認知させる工夫

まずは、制度の存在を社員の視界に入れる工夫が必要です。

  • ポスターの掲示: 休憩室や給湯室など、リラックスした状態で目が届く場所に窓口の連絡先を貼ります。
  • 携帯カードの配布: 社員証ケースに入れられる名刺サイズのカードに、QRコード付きで窓口情報を載せます。
  • イントラでの発信: SlackやTeamsなどの社内ツールの「常に表示される場所」に窓口へのリンクを設置します。

管理職が一番危ない?通報を受けた時の「正しい反応」を教育する

実は、制度を壊してしまう一番の要因は「現場の管理職」の無知です。部下が勇気を出して相談した際、上司が「そんなことより仕事しろ」「裏切り者か」と言ってしまうと、それだけで「不利益な取り扱い」となり、会社が法的責任を問われます。

管理職向け研修を実施し、「部下から相談を受けたら、自分の判断で握り潰さず、速やかに指定の窓口へ誘導する」というルールを徹底させてください。

通報後の「結果報告」が、会社への信頼を左右する

通報した側は「自分の声が届いたのか」を非常に気にしています。

もちろん、調査の全貌や処分された人のプライバシーをすべて明かす必要はありません。しかし、「通報に基づき調査を行い、改善策を講じました」という事実を通報者に伝えることは必須です。このフィードバックがあることで、「この会社は真剣に対応してくれる」という信頼が生まれ、次の健全な通報に繋がります。

もし対応を怠ったら?知っておくべき罰則と経営リスク

「努力義務だから」「まだ準備中だから」と体制整備を後回しにすることは、極めて大きな経営リスクを孕みます。もし適切な窓口がない状態で不祥事が発覚すれば、自浄作用のない企業とみなされ、社会的信用の失墜やIPOの中止など、取り返しのつかない事態を招きかねません。

ここでは、担当者が必ず把握しておくべき行政罰や刑事罰、そしてビジネス上の重大な損失について詳しく解説します。

「社名公表」の恐れも。行政指導・勧告による社会的ダメージ

改正法により、消費者庁は体制整備が不十分な企業に対して、指導や勧告を行う権限を持っています。

もし正当な理由なく勧告に従わない場合「企業名の公表」という罰則があります。「あそこは内部通報すら守れないブラック企業だ」と公に認定されることは、SNS社会において倒産に匹敵するダメージとなり得ます。

担当者が秘密を漏らすと「罰金刑」に処される可能性がある

今回の法改正で最も重いのが、担当者個人への罰則です。

従事者が、業務で知った通報者を特定できる情報を正当な理由なく漏らした場合「30万円以下の罰金」が科されます。これは会社への罰金ではなく、担当者個人への刑事罰(前科)です。法務・総務の担当者は、自分の身を守るためにも、ガイドラインに沿った厳格な管理を行う必要があります。

IPO審査で命取りに!「ガバナンス(統治)不備」とみなされる影響

上場審査において、内部通報制度の不備は「経営陣の暴走を止める仕組みがない」と判断されます。

過去のIPO延期事例の中には、不祥事そのものよりも「その不祥事を見逃していた、あるいは報告させなかった体制」が問題視されたケースが多くあります。取引所は「形だけの規程」を嫌います。運用実績や研修の記録、過去の通報への対応フローが適切だったかを厳しく見られることを覚悟しておきましょう。

まとめ:ガイドライン遵守は「風通しの良い会社」を作るチャンス

内部通報制度の構築は、確かに細かなルールが多く、担当者の方にとっては負担の大きい仕事かもしれません。しかし、この制度を「法律で決まったから渋々やる作業」と捉えるのはもったいないことです。

風通しの良い組織には、不正が入り込む隙がありません。また、従業員が「会社は自分たちを守ってくれる」と感じることで、エンゲージメント(貢献意欲)も高まります。

ガイドラインを遵守することは、会社を強くし、IPOという大きな目標を達成するための「守りの要」です。まずは、消費者庁のサイトから「標準的な規程のひな形」をダウンロードし、自社の組織図と見比べるところから始めてみてください。その一歩が、未来の会社の信頼を築く大きな土台になるはずです。

参考文献(消費者庁:はじめての公益通報者保護法)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/hajimete

リスク管理

個人情報等の機密情報漏洩を防ぎ、生成AIを安全に使う方法。生成AI導入時に情シスがチェックすべき必須項目

現在、生成AIは業務効率化や新規アイデア創出の強力な武器として、世界中の企業で急速に普及しています。国内企業の半数以上が既に何らかの形で業務利用や検証を開始しており、AIの活用は企業の競争力を左右する重要な経営課題となりました。

しかし、その利便性の裏には、法規制違反、著作権侵害、そして深刻な情報漏洩といった多種多様なビジネスリスクが潜んでいます。特に情報システム部門の担当者にとって、従業員による「無断利用」や「不適切なプロンプト入力」による機密流出は、一刻も早く対処すべき喫緊の課題です。

本記事では、生成AIを安全に導入・運用するために情シス担当者が押さえておくべき技術的背景から、具体的な自衛策、ガイドライン策定のポイントまでを体系的に解説します。安全なAI活用に向けた、多層的な防護策を構築するための指針としてご活用ください。

なぜ生成AIの「利用禁止」は逆効果なのか?シャドーITの脅威

生成AIのリスクを恐れるあまり、社内での利用を一律に禁止することは、かえって企業のリスクを高める結果になりかねません。

1.従業員による無断利用(シャドーIT)が招く情報漏洩の実態

多くの生成AIサービスは、無料で手軽に利用できるため、会社が利用を禁止しても従業員が個人の判断で外部サービスを使用する「シャドーIT」の温床になりやすいという特徴があります。従業員が業務の利便性を優先し、企業の許可なく機密情報を入力してしまうことで、重大な情報漏洩を招くリスクが常に存在しているのが実態です。

2.会社が把握できない利用状況がインシデント対応を困難にする

シャドーITの最大の問題は、会社が利用状況を全く把握できない点にあります。万が一、情報の流出や不適切なコンテンツ生成といったインシデントが発生しても、どの従業員が、いつ、どのような情報を入力したのかという原因究明が困難になります。把握できないリスクは管理のしようがなく、事後対応の遅れが企業の信頼失墜をさらに加速させる要因となります。

3.生産性向上とセキュリティリスクの適切なバランスとは

生成AIの活用は、今や企業の生産性を飛躍的に向上させ、競争力を維持するための不可欠な要素です。そのため、単に「利用を制限する」のではなく、適切な対策を講じた上で「安全に使いこなす」環境を整えることが求められます。リスクを体系的に理解し、経営戦略と実務の両面からガバナンスを効かせることが、生産性とセキュリティを両立させる唯一の道といえます。

情シスが押さえるべき生成AIの技術的リスクとデータ学習の仕組み

安全な環境構築の第一歩は、生成AIがどのようにデータを処理し、どのような脅威が存在するのかを技術的な視点から正確に把握することです。

1.ブラウザ版とAPI版の決定的な違い:入力データは学習されるのか

一般的な無料のブラウザ版サービスと、API経由での利用にはセキュリティ上の大きな違いがあります。多くのオンライン生成AIサービスでは、利用規約において入力データがモデルの改善や学習に再利用される可能性があると明記されています。一方で、適切な設定や法人向けプランを選定することで、入力データを学習に利用させない「オプトアウト」設定が可能です。この仕組みを正しく理解し、社内に周知することが情報漏洩防止の鍵となります。

2.プロンプト入力による意図せぬ機密情報・個人情報の外部流出

従業員が「会議議事録の要約」や「ソースコードのバグチェック」のために、非公開情報や顧客リストをプロンプトに入力してしまうケースが散見されます。学習に利用される設定のままこれらの情報を入力すると、意図せず機密情報がAIモデル内に取り込まれ、将来的に第三者への回答として出力されてしまうといった外部流出のリスクが生じます。

3.巧妙化するフィッシングメールとマルウェア開発への悪用リスク

生成AIの高度な文章作成能力は、攻撃者にとっても強力な武器となります。従来の不自然な日本語によるフィッシングメールとは異なり、AIを用いることで極めて自然で騙されやすい文面の作成が可能になり、従業員が不正アクセスを受けるリスクが増大しています。また、攻撃者がマルウェアをより迅速かつ巧妙に開発する補助としてAIが悪用されるケースもあり、企業は常に最新の防衛策をアップデートし続ける必要があります。

機密情報を守り安全に使うための「技術的・人的」な必須対策

リスクを最小限に抑えるためには、「技術」による防護と、従業員の「意識」を向上させる教育の両輪での対策が不可欠です。

1.法人向けプランの選定とオプトアウト設定(学習拒否)の徹底

情報漏洩リスクを大幅に軽減するためには、セキュリティが強固な法人向けAIサービスの導入を最優先すべきです。これらのプランでは、入力情報の扱いを厳密に管理でき、初期設定で学習に利用されないよう保護されているものが多くあります。重要な情報を扱う業務がある場合は、必ずデータの学習利用を拒否(オプトアウト)できるサービスを選定し、全社的な利用ルールとして徹底する必要があります。

2.データ損失防止(DLP)ツールの導入による情報の送信監視

技術的な補完策として、DLP(データ損失防止)ツールの導入が効果的です。DLPツールを活用することで、機密情報や特定のキーワードが含まれるデータが誤って外部のAIサービスに送信されるのを監視・ブロックできます。これにより、ヒューマンエラーによる意図しないデータ流出のリスクを最小限に抑え、ガバナンスを強化することが可能です。

3.リテラシー向上を目的とした全従業員へのセキュリティ教育

どれほど優れた技術対策を導入しても、利用者のリテラシーが低ければリスクは拭えません。全従業員を対象に、生成AIの特性やリスクに関する教育を継続的に実施することが重要です。具体的には、社内ガイドラインの周知に加え、フィッシングメールの見分け方や、入力してはいけない情報の具体例などを共有し、個々のリテラシーを底上げすることが求められます。

対策カテゴリー具体的な対策内容期待される効果
技術的対策法人向けプラン導入、オプトアウト設定入力データの学習利用を防止し、機密を守る
監視対策DLPツールの導入・運用不適切なデータ送信をリアルタイムで検知・遮断
人的対策定期的なセキュリティ教育・研修従業員の意識向上とガイドラインの形骸化防止

安全な運用を支える「社内ガイドライン」策定の4大ポイント

技術的な対策と並行して、組織としての「利用のルール」を明確化するガイドラインの策定が必要です。

1.「人間中心」「公平性」などの基本理念と利用方針の明記

ガイドラインの冒頭には、AI利用における自社の姿勢を定義する基本理念を記載します。「人間中心」や「公平性」といった価値観を明確にすることで、迷った際の判断基準となります。また、AIはあくまで人間の補助ツールであり、最終的な責任は人間が負うという基本方針を周知することが重要です。

2.業務で利用可能なツールの具体化と機密情報の入力禁止事項

シャドーITを防ぐため、会社が利用を許可する具体的なAIツールをリストアップし、それ以外の使用を禁止します。同時に、どのような情報(顧客リスト、非公開の技術情報、個人情報など)を入力してはならないのか、具体的な禁止事項を定義する必要があります。

3.生成物の事実確認(ファクトチェック)と著作権確認のプロセス

生成AIは、事実に基づかない誤情報を出力する(ハルシネーション)可能性があります。そのため、生成物を業務に利用する際の事実確認プロセスを義務付ける必要があります。また、既存の著作物との類似性によって意図せず著作権を侵害するリスクを避けるため、オリジナリティを慎重に確認する手順も盛り込みます。

4.トラブル発生時の迅速な報告・相談窓口の確立

万が一、機密情報の誤入力や生成物によるトラブルが発生した際に、従業員が即座に報告できる体制を整えます。報告・相談窓口をガイドラインに明記し、「早期発見・早期対応」ができる環境を構築することで、被害の拡大を最小限に抑えることができます。

社外でのリスクにも備える:レピュテーションリスクと継続的監視

社内での対策を徹底する一方で、社外で発生する自社に関連したAIリスクにも目を向ける必要があります。

1.自社に関する誤情報の拡散やフェイクニュースによるブランド毀損

悪意のある第三者が生成AIを利用し、自社製品の欠陥や役員の不祥事といった巧妙なフェイクニュースを生成・拡散するリスクが増大しています。AIによって作成された偽情報は、本物と見分けがつかない画像や音声(ディープフェイク)を伴うこともあり、公式発表では否定しきれないほどのスピードでブランド価値に深刻なダメージを与える可能性があります。

2.炎上の兆候を早期検知するWeb・SNSモニタリング体制の構築

社外で発生するリスクは、自社の対策だけでは防げません。そのため、SNSや掲示板などのWeb上の膨大な情報から、自社に関するネガティブな投稿や炎上の火種をいち早く発見する常時監視体制が不可欠です。早期検知ができれば、情報の拡散状況を分析し、迅速な削除要請や公式見解の発表などの対策を講じることが可能になります。

3.専門アナリストによる目視精査とリスク分類の重要性

システムによる監視だけでは、文脈やニュアンス、画像内に潜む微妙なリスクまでを捉えきることは困難です。独自のチェックツールで収集した情報を、専門のアナリストが目視で精査し、リスクを「高・中・小」などの基準で分類して報告する体制を整えることで、より精度の高いリスク管理が実現します。

まとめ:生成AI対策は企業の信頼を守る「攻めの投資」

生成AIは、企業の生産性を飛躍的に高める強力なツールであると同時に、法務・ブランド・情報セキュリティなど多岐にわたるリスクを内包しています。これらのリスクを管理することは、単なる「守り」の施策ではありません。

「ガイドライン」「技術」「人」「体制」の4つの観点から多層的な対策を講じることは、顧客や社会からの信頼を獲得し、安心してAI活用を推進して競争力を高めるための「攻めの投資」でもあります。まずは自社が現在どのようなリスクに晒されているのか、現状を把握することから始めてみてください。

【今すぐチェック】安全なAI導入へのステップ*法人プランの導入と学習拒否設定の確認*機密情報の入力を防ぐガイドラインの策定*全従業員へのリテラシー教育の実施*外部のレピュテーションリスクに対する監視体制の検討

より詳細な「生成AIリスク対策」のステップや、具体的な対策技術をまとめたホワイトペーパーを公開しています。貴社の安全なAI導入のチェックリストとしてご活用ください。

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Q&Aよくある質問

Q1サジェスト対策はどのくらいで効果が出ますか?

キーワードにもよりますが、早くて2日程度で効果が出ます。
ただし、表示させたくないサイトがSEO対策を実施している場合、対策が長期に及ぶおそれもあります。

Q2一度見えなくなったネガティブなサジェストやサイトが再浮上することはありますか?

再浮上の可能性はあります。
ただ、弊社ではご依頼のキーワードやサイトの動向を毎日チェックしており、
再浮上の前兆がみられた段階で対策を強化し、特定のサジェストやサイトが上位表示されることを防ぎます。

Q3風評被害対策により検索エンジンからペナルティを受ける可能性はありませんか?

弊社の風評被害対策は、検索エンジンのポリシーに則った手法で実施するため、ペナルティの心配はありません。
業者によっては違法な手段で対策をおこなう場合があるため、ご注意ください。

Q4掲示板やSNSのネガティブな投稿を削除依頼しても受理されないのですが、対応可能ですか?

対応可能です。
弁護士との連携により法的な削除要請が可能なほか、投稿者の特定や訴訟もおこなえます。

Q5依頼内容が漏れないか心配です。

秘密保持契約を締結したうえで、ご依頼に関する秘密を厳守いたします。

Q6他社に依頼していたのですが、乗り換えは可能ですか?

可能です。
ご依頼の際は他社さまとどのようなご契約、対応がなされたのかをすべてお伝えください。

Q7セキュリティ事故発生時にはすぐ対応していただけますか?

はい。緊急時には最短即日でフォレンジックを実施いたします。

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