Google口コミ削除方法・依頼・裏技など企業をリスクから守るCYBERVALUE

あらゆる悪意から会社を守り
企業価値を最大化する

ABOUTCYBER VALUEとは

『CYBER VALUE』とは株式会社ロードマップが提供する、
風評被害トラブル発生時の企業イメージ回復、ブランドの価値維持のためのトータルソリューションです。
インターネット掲示板に企業の悪評が流される事例はこれまでもありましたが、近年はSNSの普及で、
より多くの人が気軽に企業やサービスに対する意見や不満を投稿するようになり、
それが発端で炎上が発生することもしばしばあります。
ネット炎上は一日3件以上発生するといわれます。
企業に対する悪評が多くの人の目に入れば、真偽に関わらず企業イメージや売上、信頼の低下につながりかねません。
このようなリスクから企業を守り、運営にのみ注力していただけるよう、私たちが全力でサポートいたします。

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SEO対策の豊富な実績

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株式会社ロードマップは2012年の創業以来、長きにわたりSEO対策をメ イン事業としており、その実績は累計 200件以上。そのノウハウをもとに したMEO対策や逆SEO、風評被害対策に関しても豊富な実績がありま す。
長くSEO対策に携わり、つねに最新の情報を学び続けているからこそ、 いまの検索サイトに最適な手法でネガティブな情報が表示されないよう に施策、ポジティブな情報を上位表示できます。

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事態収束から回復までワンストップ

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株式会社ロードマップには、SEO対策やMEO対策などWebマーケティン グの幅広いノウハウをもつディレクター、高度な知識と技術が必要なフ ォレンジック対応・保守管理の可能なセキュリティエンジニアが在籍し ており、すべて自社で対応できます。
そのため下請けに丸投げせず、お客さまの情報伝達漏れや漏えいといっ たリスクも削減。よりリーズナブルな料金でサービスの提供を実現しま した。また、お客さまも複数の業者に依頼する手間が必要ありません。

03
弁護士との連携による幅広いサービス

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インターネット掲示板やSNSにおける誹謗中傷などの投稿は、運営に削 除依頼を要請できます。しかし「規約違反にあたらない」などの理由で 対応されないケースが非常に多いです。
削除依頼は通常、当事者か弁護士の要請のみ受け付けています。弁護士 であれば仮処分の申し立てにより法的に削除依頼の要請ができるほか、 発信者情報の開示請求により投稿者の個人情報を特定、損害賠償請求も 可能です。

04
セキュリティ面のリスクも解決

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株式会社ロードマップは大手、官公庁サイトを含む脆弱性診断、サイバ ー攻撃からの復旧であるフォレンジック調査・対応の実績も累計400件以 上あります。
風評被害対策サービスを提供する企業はほかにもありますが、セキュリ ティ面を含めトータルに企業のブランド維持、リスク回避をおこなえる 企業はありません。

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検索サイトで自社の評判を下げるようなキーワードが出てくる

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自社にどのような炎上・風評被害の潜在リスクがあるか整理できていない

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サイバー攻撃を受けてサーバーがダウンした、サイト改ざんを受けてしまった

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02
原因の究明・イメージ回復

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風評被害やトラブル発生の原因となったのはなにか、どこが炎上の発生源かを調査し、 イメージ回復のためにもっとも最適な施策を検討、実施します。

企業やサイトの評判を底上げする施策

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COLUMNコラム

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プライム市場 – 上場廃止企業一覧

【掲載対象】
「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分がスタートした、2022年4月4日~2025年5月14日時点の銘柄一覧。日本取引所グループ(JPX)から引用。

銘柄名コード上場廃止日上場廃止理由
シーアールイー34582025/05/29株式の併合
富士ソフト97492025/05/16株式の併合
ID&Eホールディングス91612025/05/13株式の併合
アイロムグループ23722025/05/12株式の併合
山陽特殊製鋼54812025/04/23株式等売渡請求による取得
西本Wismettacホールディングス92602025/04/23株式の併合
NECネッツエスアイ19732025/03/21株式の併合
ネットワンシステムズ75182025/03/18株式の併合
I-PEX66402025/03/10株式の併合
ティーガイア37382025/03/03株式の併合
サムティホールディングス187A2025/01/30株式の併合
デサント81142025/01/24株式の併合
エレマテック27152025/01/24株式等売渡請求による取得
トランコム90582025/01/15株式の併合
ファンケル49212024/12/18株式の併合
アルプス物流90552024/12/17株式の併合
いなげや81822024/11/28ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの完全子会社化
三益半導体工業81552024/11/12株式の併合
タツタ電線58092024/11/07株式の併合
タキロンシーアイ42152024/10/29株式等売渡請求による取得
インフォコム43482024/10/16株式の併合
C&Fロジホールディングス90992024/10/09株式の併合
永谷園ホールディングス28992024/09/27株式の併合
飛島建設18052024/09/27飛島ホールディングスの完全子会社化
ジャステック97172024/09/11株式の併合
SBテクノロジー47262024/09/06株式の併合
ローランド ディー.ジー.67892024/09/03株式の併合
ローソン26512024/07/24株式の併合
スノーピーク78162024/07/09株式の併合
JSR41852024/06/25株式の併合
ウェルビー65562024/06/11株式の併合
アウトソーシング24272024/06/06株式の併合
グローセル99952024/05/30株式の併合
サムティ32442024/05/30サムティホールディングスの完全子会社化
ベネフィット・ワン24122024/05/20株式の併合
ベネッセホールディングス97832024/05/17株式の併合
T&K TOKA46362024/04/25株式等売渡請求による取得
東京楽天地88422024/04/02株式の併合
シミックホールディングス23092024/03/28株式の併合
菱洋エレクトロ80682024/03/28リョーサン菱洋ホールディングスの完全子会社化
リョーサン81402024/03/28リョーサン菱洋ホールディングスの完全子会社化
ジャパンベストレスキューシステム24532024/03/25株式の併合
システム情報36772024/02/07株式の併合
ケーヨー81682024/01/04株式等売渡請求による取得
星光PMC49632023/12/28株式の併合
大建工業79052023/12/21株式の併合
東芝65022023/12/20株式の併合
伊藤忠テクノソリューションズ47392023/12/01株式の併合
三栄建築設計32282023/11/01株式等売渡請求による取得
ピーシーデポコーポレーション76182023/10/27株式の併合
アルテリア・ネットワークス44232023/10/18株式の併合
プロパティエージェント34642023/09/28ミガロホールディングスの完全子会社化
日本ピストンリング64612023/09/28リケンNPRの完全子会社化
リケン64622023/09/28リケンNPRの完全子会社化
日総工産65692023/09/28NISSOホールディングスの完全子会社化
京都銀行83692023/09/28京都フィナンシャルグループの完全子会社化
アークランドサービスホールディングス30852023/08/30アークランズの完全子会社化
りらいあコミュニケーションズ47082023/07/27株式等売渡請求による取得
日本工営19542023/06/29ID&Eホールディングスの完全子会社化
日鉄物産98102023/06/21株式の併合
岩崎電気69242023/06/09株式の併合
WOW WORLD GROUP51282023/06/05株式の併合
兼松エレクトロニクス80962023/05/02株式等売渡請求による取得
日新電機66412023/04/27株式等売渡請求による取得
日本管財97282023/03/30日本管財ホールディングスの完全子会社化
日医工45412023/03/29株式の併合
コネクシオ94222023/03/17株式等売渡請求による取得
日立物流90862023/02/24株式の併合
プレナス99452023/02/24株式の併合
キトー64092023/01/26株式の併合
ダイオーズ46532023/01/20株式の併合
日立金属54862022/12/29株式の併合
本多通信工業68262022/12/20株式の併合
ユニデンホールディングス68152022/11/29株式の併合
日水製薬45502022/11/11株式の併合
WOW WORLD23522022/09/29WOW WORLD GROUPの完全子会社化
静岡銀行83552022/09/29しずおかフィナンシャルグループの完全子会社化
中国銀行83822022/09/29ちゅうぎんフィナンシャルグループの完全子会社化
伊予銀行83852022/09/29いよぎんホールディングスの完全子会社化
愛知銀行85272022/09/29あいちフィナンシャルグループの完全子会社化
中京銀行85302022/09/29あいちフィナンシャルグループの完全子会社化
ピックルスコーポレーション29252022/08/30ピックルスホールディングスの完全子会社化
近鉄エクスプレス93752022/08/26株式等売渡請求による取得
ソウルドアウト65532022/05/09株式等売渡請求による取得
ヒノキヤグループ14132022/04/25ヤマダホールディングスの完全子会社化

上場廃止回避マニュアル

TOBとは何か?仕組み・影響・最新事例まで徹底解説

《この記事でわかること》
  • TOB(株式公開買付け)の基本的な仕組みと意味
  • TOBが実施される目的と主な活用シーン
  • TOBの種類と特徴(友好的TOB、敵対的TOB、MBO型TOBなど)
  • TOB発表時に株主が取るべき行動と選択肢
  • 実際のTOB事例と株主・投資家への影響

TOBとは何か、仕組みや影響について知りたいと思ったことはありませんか?

企業の買収や経営権取得のニュースで「TOB」という言葉を目にする機会が増えていますが、その詳細を理解している方は少ないでしょう。

この記事では、TOB(株式公開買付け)の基本的な意味から実施手続き、株主への影響、実際の事例まで徹底解説します。

TOBの仕組みを理解することで、投資判断の幅が広がり、保有株式がTOB対象になった際の最適な行動選択ができるようになります。

これからTOBについて学びたい投資家の方も、企業の財務担当者も、この記事を読めば必要な知識が身につきます。

TOB(株式公開買付け)とは

TOB(Take-Over Bid)は、株式公開買付けと呼ばれる株式取得の手法です。

以下では、TOBの基本的な意味から歴史、近年の動向まで詳しく解説します。

TOBの基本的な意味と仕組み

TOBとは、企業の発行する株式を保有する不特定多数の人に対して、あらかじめ買付「期間」「数量」「価格」を提示し、通常の市場売買でなく市場外で一括して買い付けることを指します。

対象となる企業の株式を保有する不特定多数の投資家から、証券取引所を通さずに株式を買い付ける手法であり、経営権取得を主な目的としています。

TOBは金融庁によって「会社支配権等に影響を及ぼし得るような証券取引について、透明性・公正性を確保するための制度」と定義されています。

取引所市場外で株券等の大量買付をする際に、買付者が買付期間や数量、価格などをあらかじめ開示し、株主に公平に売却の機会を付与する仕組みです。

TOBと通常の株式売買の違い

通常、上場会社の株式は証券取引所を通じて売買されますが、TOBは証券取引所を通さずに取引されるのが原則です。

証券取引所で大量の株式を買い付けると、多くの投資家から注目が集まり、市場価格が急上昇してしまう可能性があります。

TOBでは一定価格で株式を買付けるため、前もって費用を用意し株主から同意を得られれば、短期間で大量の株式をまとめて取得可能です。

また、目標株式数に満たなかった場合はTOBを行わないことができるため、効率的な株式の取得が可能になります。

TOBの歴史と近年の動向

TOBの起源は、企業の合併や買収が活発に行われ始めた20世紀中頃とされています。

初期のTOBは、敵対的買収の手段として用いられることが多かったですが、時間と共に各国の金融規制と市場の成熟に合わせて進化を遂げてきました。

近年、TOBやMBO(経営陣が参加する買収)は増加傾向にあります。

QUICKのデータによると、リーマンショック前の2007年には年間100件程度あったTOBは、一旦減少した後、再び増加傾向にあります。

TOBの目的と活用シーン3つ

TOBは様々な目的や場面で活用されています。

ここでは主な目的と活用シーンを3つ紹介します。

  1. 経営権取得・子会社化
  2. MBO(経営陣による買収)との関係
  3. 企業再編・事業承継でのTOB活用

それぞれ解説していきます。

1. 経営権取得・子会社化

TOBの主な目的は、経営権の取得です。

会社法では持ち株比率により、様々な権利を取得できます。

例えば、持ち株比率が100%なら完全子会社化して全て自分の意志で決定でき、66.7%以上(2/3以上)なら株主総会の特別決議を単独で成立させられます。

経営権獲得を目指すTOBは、企業の戦略的方針を左右するために多数の株式を握る必要があり、小規模な取引ではなく大量の株式を公開市場外で取得することにより、効果的に経営参加や経営支配権を実現することが可能です。

2. MBO(経営陣による買収)との関係

MBOとは「Management Buyout」の略で、企業の経営陣が既存株主から自社の株式を取得し、オーナー経営者となることを指します。

MBOは上場企業だけでなく、中小企業の事業承継にも適用されるため、幅広い場面で利用されます。

主体という観点では、MBOは企業の経営陣が主体となり、株式を買収します。

一方、TOBは買収を行う企業や投資家が主体となり、公開買付けによって株式を取得するのです。

M&Aでは経営者の目的により、それぞれの方法が使い分けられています。

3. 企業再編・事業承継でのTOB活用

TOBは企業再編や事業承継の場面でも活用されます。

企業を買収する場合や合併・子会社化など企業再編の際、またはMBOで非上場化する場合などに利用されることが多く、投資者保護の観点に立った所要の要件の下に株式を買付けすることになっています。

TOBを活用するメリットとして、迅速かつ戦略的に大量の株式を市場外取引で確実に取得できる点があります。

これは、企業買収や資本提携、グループ内整理などの際に、経営権を確実に握るために非常に有効です。

また、株式取得の際のコストを抑制できることもメリットの一つと言えるでしょう。

TOBの種類と特徴4つ

TOBには主に4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

目的や状況に応じて最適な方法が選ばれます。

  1. 友好的TOBとは
  2. 敵対的TOBとは
  3. MBO型TOB・LBOとの違い
  4. TOBとIPOの違い

それぞれ解説していきます。

1. 友好的TOBとは

友好的TOBとは、買収対象企業の経営陣から同意を得たうえで実施するTOBです。

買収の対象となる企業の経営陣から同意を得たうえで実施するTOBが友好的TOBと呼ばれます。

日本で行われるTOBの大半はこの友好的TOBであり、グループ企業同士の再編や、良好な関係にある企業同士が親会社と子会社の関係になることを目的として実施されることが一般的です。

KDDIによるローソンへのTOBやヤフー(現Zホールディングス)によるZOZOへのTOBなどが代表的な事例です。

2. 敵対的TOBとは

敵対的TOBは、対象企業の同意なく行われる買収手法です。

対象企業や対象企業の大株主に対して、事前の同意や通知をすることなく行うTOBを敵対的TOBと呼びます。

多くの場合、ライバル企業によって仕掛けられ、対象企業はTOBの公表によって初めて買収の事実を知ることになります。

買収をしかけられた企業は買収防衛策を講じてTOBを阻止しようとするため、敵対的TOBの成功例は少ないのが特徴です。

3. MBO型TOB・LBOとの違い

MBO型TOBとLBOは資金調達方法と対象企業が異なります。

MBO(マネジメント・バイアウト)は企業の経営陣が自社の株式を買収する手法で、上場会社のMBOではTOBが採用されることがあります。

一方、LBO(レバレッジド・バイアウト)は対象企業の資産価値や将来の収益性を担保として資金調達を行う買収手法です。

買収資金の調達方法と対象企業が、TOBとLBOの違いとなります。

TOBとLBOは併用されることもあれば、TOBの手法を取っていても資金調達はLBOではないケースもあります。

4. TOBとIPOの違い

TOBとIPOは株式市場における対照的な方向性を持ちます。

TOBは既に上場している企業の株式を市場外で大量に買い付けて経営権を取得する手法で、結果として対象会社が上場廃止になるケースもあります。

一方、IPO(新規株式公開)は未公開企業が新規に株式を公開する制度です。

IPO前の株式は未公開株として特定の関係者しか取引できませんが、IPOにより新規上場すると不特定多数の投資家が自由に市場で株式を売買できるようになります。

TOBとIPOは対象的な方向性を持つと言えるでしょう。

TOBの手続きと流れ5ステップ

TOBは法律に基づいた厳格な手続きに従って進められます。

以下では、その流れを5つのステップで解説します。

  1. 公開買付公告・意見表明報告書
  2. 応募から売却までの具体的な流れ
  3. TOBの成立/不成立の条件
  4. TOBの実施ルール(5%ルール・3分の1ルール)
  5. スケジュールと期間の目安

それぞれ解説していきます。

1. 公開買付公告・意見表明報告書

TOBの第一歩は公開買付開始公告の実施です。

TOBを行う者は、公開買付者の氏名・社名・住所、買付けの目的、価格、買付予定株券等の数、買付期間などを公告します。

対象企業の経営陣は、この公告に対して「意見表明報告書」を提出するのです。

これは、TOBに対する賛否の意見を記載した報告書で、公開買付開始公告が行われた日から10営業日以内に内閣総理大臣に提出することが法律で定められています。

2. 応募から売却までの具体的な流れ

TOBに応募して株式を売却するには、まず証券総合口座を開設し、対象の株式を振り替える必要があります。

次に公開買付応募申込書を記入して証券会社に提出します。

申込書を提出すると、証券会社から「公開買付申込受付票」が発行されるでしょう。

TOBが成立すれば、証券会社から売却代金が支払われ、応募した証券会社から通知書が届き売却結果を確認できます。

3. TOBの成立/不成立の条件

TOBは募集している株式数に満たなかった場合、不成立となりキャンセルされます。

TOBが成立条件に満たず公募がキャンセルとなるケースを不成立TOBと呼びます。

日本での不成立TOBの多くは、TOBを仕掛けられた企業の経営陣が抵抗することによって起こります。

通常、TOBを仕掛ける側は事前に買収先の経営陣や株主にTOBを行う理由などを説明しますが、経営陣がTOBに反対を表明し防衛策を講じた場合、日本では高い確率でTOBが不成立になっています。

4. TOBの実施ルール(5%ルール・3分の1ルール)

TOBには法律で定められた実施ルールがあります。

例えば、上場会社の株式を市場外取引で取得し、その結果5%を超える株式を保有することになる場合はTOBが必要です(5%ルール)。

また、株券等の買付け等の後における株券等所有割合が3分の1を超える場合も、原則としてTOBによる必要があります(3分の1ルール)。

これらのルールは、株主保護と市場の公正性確保のために設けられています。

5. スケジュールと期間の目安

TOBの買付期間は法律で20営業日以上60営業日以内と定められています。

公告後、公開買付者はこの期間内で株主からの応募を受け付けます。

TOBの結果はTOB期間最終日の翌日に公表されるのです。

不成立となった場合には、応募はキャンセルされます。

TOBが成立し、買付予定数の上限を設定していない場合、結果次第では上場廃止基準に従って上場廃止となる可能性もあります。

TOBが株主・個人投資家に与える3つの影響

TOBは株主や個人投資家の資産価値に直接影響を与える重要なイベントです。

保有銘柄がTOB対象になった場合の選択肢から、TOB発表後の株価動向まで、投資判断に必要な情報を解説します。

主な影響は以下の3つです。

  1. TOB対象銘柄を保有している場合の選択肢
  2. TOB対象銘柄を保有していない場合の対応
  3. TOB発表後の株価動向とプレミアム

それぞれ解説していきます。

1. TOB対象銘柄を保有している場合の選択肢

TOB対象銘柄を保有している場合、主に3つの選択肢があります。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な判断をしましょう。

TOBに参加する

TOBに参加すると、市場価格よりも高い価格で株式を売却できる可能性があります。
通常よりも多くの譲渡益を得ることができるのがTOBに応募する最大のメリットです。TOBに応募するには、公開買付応募申込書を記入して証券会社に提出する必要があります。
申込書提出後、証券会社から「公開買付申込受付票」が発行され、TOBが成立すれば売却代金が支払われます。
ただし、買付予定数に上限がある場合は、応募しても売却できない可能性があるため注意が必要です。

市場で売却する

TOB発表後は対象銘柄の株価がTOB価格に近づく傾向があるため、市場での売却も有効な選択肢です。

TOB期間中は株価がTOB価格に鞘寄せして推移することが多いため、市場で売却しても同等の価格で売れる可能性があります。

市場売却のメリットは、TOB応募手続きの手間を省けることです。
特に、TOBの公開買付代理人となった証券会社に口座がない場合、口座開設の手間を省略できます。
また、TOB期間が終了するまで待たずに、すぐに現金化できる点も魅力でしょう。

継続保有する場合のリスク(上場廃止など)

TOBに応じず株式を継続保有する選択肢もありますが、リスクを伴います。
TOBが成立し対象企業が上場廃止になる場合、少数株主を排除するため、TOBの買付価格で強制的に株式の売却を求められることがあります。


これは「スクイーズアウト」と呼ばれる手続きで、少数株主は意思に関わらず株式を手放さなければなりません。
また、全株取得を目的としないTOBの場合、TOB期間終了後に株価が元の水準に戻る可能性があり、せっかく上昇した株価のメリットを享受できなくなるリスクもあります。

2. TOB対象銘柄を保有していない場合の対応

TOB対象銘柄を保有していない投資家にとっても、TOBは投資機会を提供します。

TOB発表後の株価動向を分析し、短期的な投資判断に活用できます。

TOB発表後、対象銘柄の株価はTOB価格に向けて上昇することが多いため、TOB価格より低い水準で購入できれば利益を得られる可能性があります。

ただし、TOBが不成立となるリスクや、TOB価格が引き上げられる可能性も考慮する必要があります。

市場参加者の予想としては、TOB価格と市場価格の乖離が大きい場合、TOB価格の引き上げや対抗TOBの可能性が意識されている可能性があります。

一方、乖離が小さい場合は、TOBがそのまま成立する可能性が高いと判断されていることが多いです。

3. TOB発表後の株価動向とプレミアム

TOB発表後の株価は、通常TOB価格に向けて上昇します。

TOBの買付価格には、過去の株価に対して20~40%程度のプレミアムが付けられることが一般的です。

2015年以降の三菱UFJ eスマート証券のTOB取扱い実績では、7社中6社が大幅なプレミアムをつけており、7社平均のプレミアムは32.9%に上っています。

また、2024年の事例では、きずなホールディングスが47.0%、永谷園ホールディングスが38.4%のプレミアムを付けるなど、高水準のプレミアムが設定されています。

TOB発表後の株価が、TOB価格を上回る場合は、株主がTOB価格に納得せず、価格引き上げや対抗TOBの可能性が意識されていると考えられます。

逆に、TOB価格より市場価格が低い場合は、TOBが不成立になる可能性や、実施までに時間がかかることによる割引が反映されていると考えられます。

TOBのメリット・デメリット6選

TOBは買い手と売り手の双方にメリットとデメリットがあります。

ここでは、TOB実施側と株主側それぞれの視点から、主要な6つのポイントを解説します。

1. 買い手(TOB実施側)のメリット3つ

TOBを実施する企業側には、効率的な株式取得を可能にする3つの大きなメリットがあります。

具体的には以下の通りです。

  1. 買収計画が立てやすい
  2. 株価変動の影響を受けにくい
  3. 目標未達時はキャンセル可能

それぞれ解説していきます。

1. 買収計画が立てやすい

TOBは証券取引所を介さないため、事前に詳細な計画を立てることが容易です。

買収プロセス全体の管理がしやすく、必要な株式数や取得に必要な資金の見積もり、買収の日程など、不確定要素が少ないため計画が立てやすくなります。

通常の市場取引では株価の変動により計画通りに進まないリスクがありますが、TOBでは価格、株数、期間をあらかじめ決めて行うため、企業の成長戦略に合わせた効率的な買収が実現できるのです。

2. 株価変動の影響を受けにくい

TOBでは公開時にあらかじめ設定した価格で株式を取得するため、買収企業は予算を超過するリスクを抑制でき、計画に沿った資金運用が可能となります。

市場での取引と異なり、TOBはあらかじめ公開した価格で株式を買付けるので、市場変動の影響を受けません。

これにより、株価が不安定な時期でも安定した価格での株式取得が期待でき、財務計画においても大きな利点となります。

3. 目標未達時はキャンセル可能

TOBは設定した目標株式数に達しなかった場合、買収企業はTOBを実施することで、必要な株式数を確保できなかった場合のリスクを回避できます。

一方、証券取引所での取引では、市場への影響を考慮し、原則としてキャンセルは禁止されています。

市場での株式取得では、株式が必要な数に達しなかった場合も購入した株式が残るため、買収計画が失敗した場合のリスクが大きくなるのです。

2. 売り手・株主側のメリット2つ

TOBは株式を売却する側にとっても、有利な条件で売却できるメリットがあります。

主なメリットは以下の2点です。

  1. 市場価格より高く売却できる
  2. 友好的TOBによるM&Aメリット

それぞれ解説していきます。

1. 市場価格より高く売却できる

TOBでは、一般的に市場価格よりも20~40%のプレミアムが加算された価格で株式が買い取られます。

これにより、売り手側はより有利な条件で株式を売却できます。

プレミアム価格で提示されるため、市場価格の30〜40%を上乗せして売却できることが一般的です。

特に、企業価値が市場で過小評価されているケースでは、TOBを通じて適正な評価を受けられる機会になるでしょう。

2. 友好的TOBによるM&Aメリット

友好的なTOBの場合、M&Aによるシナジー効果を最大限に引き出すことが可能です。

買い手側と売り手側の良好な協力関係を構築できるため、経営資源の共有や事業統合もスムーズに進みます。

TOBが成立すると、事業再編や買付企業からの資金投入によって経営状況が改善する可能性があります。

2つの企業の統合で相乗効果が生まれやすい点もメリットです。

従業員のモチベーション維持や顧客との関係性も保ちやすくなります。

3. デメリット3つ

TOBには注意すべきデメリットも存在します。

買い手と売り手それぞれの視点から主なデメリットを見ていきましょう。

  1. 買収コスト増加(プレミアム設定)
  2. 経営権喪失・株価下落リスク
  3. 敵対的TOBの成功率の低さ

それぞれ解説していきます。

1. 買収コスト増加(プレミアム設定)

TOBの買付価格には、市場価格に加えて、20~40%のプレミアムが加算されます。

このプレミアムは、株主に売却インセンティブを与えるために必要不可欠ですが、買付者にとっては大きな財務的負担となります。

公開買付者は取引市場を通して株式を買付けるより高いコストがかかるのです。

特に買収が失敗した場合は、投入したコストは回収できず、企業の資金繰りに悪影響を及ぼしかねません。

2. 経営権喪失・株価下落リスク

TOBによる売り手企業の最大のデメリットは、経営権を失うことです。

友好的TOBにおいては取締役が留任するケースが大半ですが、影響力は低下します。

例えば、TOB後に大切に育ててきた事業の縮小や撤退、経営方針の転換が決まったとしても回避できません。

また、TOBが不成立となった場合や防衛策を講じた場合も、結果的に株価が下がり株主が損失を被るリスクも考えられます。

3. 敵対的TOBの成功率の低さ

多くの企業は、敵対的買収に対する防衛策を事前に講じています。

そのため、敵対的TOBは一般的に成功率が低くなります。

敵対的買収としてTOBを仕掛けた場合、対象企業が防衛策を講じて抵抗することで想定外のコストが発生するほか、目標株式数を取得できないことが理由として挙げられるでしょう。

また、対象企業側も防衛策を講じたとしても、株価が下がるなどの理由から既存株主の反発を受ける可能性もあります。

TOBの実際の事例5選

TOBは日本でも数多く実施されています。

ここでは友好的TOBから敵対的TOB、成功事例から失敗事例まで、代表的な事例を5つのカテゴリーに分けて紹介します。

実際の事例を知ることで、TOBの実態や影響をより深く理解できるでしょう。

主なカテゴリーは以下の通りです。

  1. 友好的TOBの代表的事例
  2. 敵対的TOBの代表的事例
  3. 近年の大型TOB
  4. 上場廃止を伴ったTOB
  5. 失敗・不成立のTOB事例

それぞれ解説していきます。

1. 友好的TOBの代表的事例

友好的TOBは、買収対象企業の経営陣が同意している買収方法です。

2024年に行われたKDDIによるローソンの完全子会社化は、友好的TOBの代表的な事例です。

他にも、2018年にXTECH(クロステック)がエキサイトに対して実施したTOBも成功例として挙げられます。

エキサイトは当時3期連続の営業赤字で業績が低迷していましたが、XTECHは95.15%の株式を取得して完全子会社化し、経営再建に成功しました。

友好的TOBは日本で行われるTOBの大半を占め、グループ企業同士の再編や良好な関係にある企業同士の資本提携に活用されています。

2. 敵対的TOBの代表的事例

敵対的TOBは、対象企業の同意なく行われる買収手法です。

2019年、伊藤忠商事がスポーツウェアメーカーのデサントに対して実施した敵対的TOBは、1株2,800円という高値での買付が成功の要因となりました。

また、2020年には外食チェーン大手のコロワイドが定食チェーン「大戸屋」運営の大戸屋ホールディングスに対して敵対的TOBを実行し、市場価格比で45%のプレミアムとなる1株3,081円で買い付け、実質的支配権を獲得しています。

敵対的TOBは日本では成功率が低いものの、近年は再び増加傾向にあります。

3. 近年の大型TOB

近年の大型TOBでは、グローバル企業による買収が目立ちます。

2010年にドイツ製薬大手ベーリンガーインゲルハイムがエスエス製薬に対して実施したTOBは、25.44%のプレミアム価格で93.83%の株式を取得し、外資系企業による日本企業買収の成功例となりました。

このような大型TOBは、業界再編を加速させる契機となることが多く、製薬業界のグローバル再編にも影響を与えました。

大型TOBは単に企業の所有構造を変えるだけでなく、業界全体の競争環境や事業戦略にも大きな影響を与えるため、市場関係者から注目を集めます。

4. 上場廃止を伴ったTOB

TOBの結果として上場廃止となるケースも少なくありません。

2016年、Mipox株式会社は研磨材業界の同業である日本研紙株式会社を買収し、東証JASDAQ上場廃止を実施しました。

同様に、2018年にXTECHがエキサイトを完全子会社化した際も、TOBの履行のためエキサイトはジャスダック上場廃止となりました。

上場廃止を伴うTOBは、経営判断の迅速化や長期的視点での経営戦略実行を目的とすることが多く、短期的な業績向上よりも中長期的な企業価値向上を重視する傾向があります。

5. 失敗・不成立のTOB事例

すべてのTOBが成功するわけではありません。

2006年7月、王子製紙は北越製紙に敵対的TOBを仕掛けましたが、北越製紙側が三菱商事へ第三者割当増資を行うなどの防衛策を講じた結果、目標株式数の10分の1程度しか集められず不成立となりました。

また、2019年にエイチ・アイ・エスがユニゾホールディングスに対して敵対的TOBを実施しましたが、ホワイトナイト(友好的な買収者)としてフォートレス・インベストメント・グループが登場し、より高い買付価格を提示したため断念しています。

このように、TOBが不成立となる主な要因は、対象企業の防衛策や競合する買収者の出現です。

TOB発表時に株主が取るべき4つの行動

TOB(株式公開買付け)が発表されたとき、株主は適切な判断と行動が求められます。

以下では、TOBに直面した際に取るべき4つの重要な行動について解説します。

  1. TOB応募時の手続き
  2. 市場売却のタイミング
  3. 上場廃止になった場合の対応
  4. 税務・手数料などの実務ポイント

それぞれ解説していきます。

1. TOB応募時の手続き

TOBに応募するには、公開買付代理人となっている証券会社での手続きが必要です。

TOBに応募するためには、公開買付応募申込書を記入して証券会社に提出する必要があります。

まず、公開買付代理人となっている証券会社に口座を開設します。

すでに口座をお持ちの場合はそのまま手続きできますが、持っていない場合は新規開設が必要です。

口座開設には通常約10日程度かかるため、TOB期間内に間に合うよう早めの対応が重要です。

他の証券会社に株式を保有している場合は、公開買付代理人の証券会社へ株式を移管する手続きも必要となります。

2. 市場売却のタイミング

TOB発表後も上場が継続している場合、市場での売却も選択肢の一つです。

TOB発表後は対象銘柄の株価がTOB価格に近づく傾向があるため、市場での売却も有効な選択肢となります。

TOB期間中は株価がTOB価格に鞘寄せして推移することが多いため、市場で売却しても同等の価格で売れる可能性があります。

市場売却のメリットは、TOB応募手続きの手間を省けることと、TOB期間が終了するまで待たずにすぐに現金化できる点です。

ただし、TOB自体が失敗に終わると株価が急落するケースもあるため、市場動向を注視する必要があります。

3. 上場廃止になった場合の対応

TOBの結果、対象企業が上場廃止となる場合があります。

TOBが成立し対象企業が上場廃止になる場合、少数株主を排除するため、TOBの買付価格で強制的に株式の売却を求められることがあります。

これは「スクイーズアウト」と呼ばれる手続きで、少数株主は意思に関わらず株式を手放さなければなりません。

スクイーズアウトが実施されると、一般的に上場廃止の数ヶ月後に金銭が交付されます。

TOBの目的が上場廃止であるかどうかは、公開買付届出書に記載されているため、必ず確認しておくことが重要です。

4. 税務・手数料などの実務ポイント

TOBに関連する税務や手数料についても理解しておく必要があります。

TOBの応募及び決済には手数料はかからないのが一般的です。

一方、TOBに応じず市場で売却する場合は、証券会社ごとに売却手数料が発生します。

税金については、TOBによる売却でも市場での売却でも、譲渡益に対して20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の税金がかかります。

特定口座(源泉徴収あり)の場合、通常の売却と同様に確定申告は原則不要ですが、スクイーズアウトにより交付された金銭の場合は、原則として確定申告が必要となる点に注意が必要です。

TOBに関するよくある質問(Q&A)

TOBに関して投資家からよく寄せられる質問に回答します。

基本的な概念から実務的な対応まで、TOBに関する疑問を解消しましょう。

TOBとは簡単に言うと?

TOBとは「Take-Over Bid」の略で、日本語では株式公開買付けと呼ばれます。

TOBは対象となる企業の株式を保有する不特定多数の投資家から、証券取引所を通さずに株式を買い付ける手法です。

通常、上場会社の株式は証券取引所を通じて売買されますが、TOBは証券取引所を通さずに取引されるのが原則です。

買収企業が新聞などの公の媒体を通じて、株式の買付価格や期間を公開し、対象企業の株主から直接株式を買い取る仕組みです。

TOBの主な目的は「経営権の取得」にあり、企業の成長戦略や事業再編のために活用されます。

TOBされたら株主はどうなる?

TOBが発表されると、株主は主に3つの選択肢を持ちます。

TOBされた場合、株主はTOBに応じる、市場で売却する、継続保有するという3つの選択肢から選ぶことになります。

TOBに応じれば、買付企業が提示したTOB買付価格で売ることができます。

買付企業が提示する価格は市場価格より高値のため、お得に株式を売却したい方にはおすすめです。

市場で売却する場合は、TOB発表後に株価がTOB価格に近づく傾向があるため、同等の価格で売れる可能性があります。

継続保有する場合は、TOBが上場廃止を目的としている場合、スクイーズアウトにより強制的に株式を売却させられる可能性があることに注意が必要です。

TOBと上場廃止の関係は?

TOBと上場廃止は密接に関連しています。

TOBを行ったあとに上場を廃止する主な理由は、機動的な経営を行うためと、上場維持コストを削減するためです。

上場企業の場合、多くの株主などの利害関係者がいるため、迅速な意思決定を行うことが難しくなります。

事業の再編などを考えた場合には、上場企業よりも非上場企業であるほうが意思決定はしやすいと言えるでしょう。

また、上場企業は四半期決算開示や有価証券報告書の提出、金融商品取引法の法定監査など、様々なコストが発生します。

TOBによる上場廃止でこれらのコストを削減できます。

TOB価格と市場価格の関係は?

TOB価格は通常、市場価格よりも高く設定されます。

TOB価格には、過去の株価に対して20~40%程度のプレミアムが付けられることが一般的です。

これは、買収する側の企業が、株主に対して市場価格よりも高いTOB価格を提示する(プレミアムを付ける)ことで、株主による株式の売却を促進し、迅速に買収を成功させようとするからです。

TOBが公表されると、株価は急上昇する傾向があります。

これは、投資家が提示されたTOB価格を魅力的と判断し、市場でもTOB価格に近づくよう取引されるためです。

保有株式がTOB対象になったらどうすればいい?

保有株式がTOB対象になった場合、状況を冷静に分析して判断することが重要です。

保有株式がTOB対象になった場合、TOB価格と市場価格を比較し、TOBの目的や条件を確認した上で、応募するか市場で売却するか継続保有するかを判断するべきです。

TOBに応じる場合は、公開買付代理人となっている証券会社での手続きが必要です。

市場で売却する場合は、TOB期間中に株価がTOB価格に近づく傾向があるため、タイミングを見計らって売却することも検討できます。

継続保有する場合は、TOBが上場廃止を目的としている場合にスクイーズアウトの可能性があることを理解しておく必要があります。

いずれの選択をする場合も、公開買付届出書など公表されている情報を精査して対応することが望ましいでしょう。

まとめーTOBを最大限活用しよう

TOB(株式公開買付け)は、企業が経営権取得や事業再編を目的として、市場外で株式を大量に買い付ける重要な手法です。

TOBは企業の成長戦略や事業展開において重要な役割を果たすだけでなく、株主にとっても市場価格より高い価格で株式を売却できる機会となります。

TOBが発表された場合、株主は応募するか市場で売却するか継続保有するかの選択を迫られますが、公開買付届出書の内容を精査し、TOBの目的や条件を十分に理解した上で判断することが重要です。

特に上場廃止を伴うTOBの場合は、スクイーズアウトの可能性も考慮する必要があります。

近年、日本でもTOBの件数は増加傾向にあり、投資家にとって理解すべき重要なイベントとなっています。

TOBの仕組みや手続き、メリット・デメリットを正しく理解し、冷静な判断ができれば、TOBを資産形成の好機として活用することも可能です。

ぜひ本記事の知識を活かして、TOBに直面した際の最適な意思決定に役立ててください。

上場廃止回避マニュアル

MBOとは?上場企業を非公開化する「経営陣買収」をわかりやすく解説

《この記事でわかること》
  • MBO(経営陣による自社買収)の基本的な仕組みと目的
  • MBOのメリット・デメリットと企業価値最大化への影響
  • MBO実施の4ステップと資金調達方法
  • 大正製薬やベネッセなど実際のMBO事例から学ぶポイント
  • 人事評価制度のMBO(目標管理制度)との違いと混同を避けるコツ

企業の経営陣による自社買収であるMBOとは何か、疑問や不安を抱える方も多いでしょう。この記事では、MBOとはどのような仕組みか、メリットやリスク、成功のポイントまでわかりやすく解説します。

MBOの基礎知識を身につけることで、企業価値の最大化や経営の自由度向上に役立つ情報を得られます。初心者でも理解しやすい内容で、MBOとは何かを知りたい方に最適な記事です。

MBO(Management Buyout)の基礎知識

MBOは企業買収の一形態として注目されており、経営陣が主体となって行う特徴的な手法です。ここでは、MBOの基本的な概念から他の買収手法との違いまでを詳しく解説します。

MBOの主要なポイントは以下の通りです。

  1. 定義と語源・歴史的背景
  2. M&A・TOB・LBOとの位置づけと違い

それぞれ解説していきます。

1. 定義と語源・歴史的背景

MBO(Management Buyout)とは、企業の経営陣が外部から資金を調達して自社の株式を買い取り、経営権を取得する手法です。日本語では「経営陣買収」と訳されますが、一般的には略称の「MBO」が使われています。

MBOは1980年代のアメリカで発展し、その後イギリスやヨーロッパ各国に広がりました。特にベンチャーキャピタル業界がMBOの発展に重要な役割を果たし、イギリス、オランダ、フランスなどの小規模案件で活用されてきました。

MBOの特徴は、買収側が企業の内部者(経営陣)であるため、企業の詳細な情報をすでに把握しているという点にあります。これにより、通常の買収と比べてデューデリジェンス(企業調査)のプロセスが限定的になる傾向が見られます。

2. M&A・TOB・LBOとの位置づけと違い

MBOは企業買収の一手法ですが、M&A、TOB、LBOとはそれぞれ異なる特徴を持っています。これらの違いを理解することで、MBOの位置づけがより明確になります。

MBOとM&Aの違い 

M&A(合併・買収)は企業の合併や買収を指す広い概念であり、MBOはその一形態です。MBOとM&Aの最大の違いは買い手と得られるメリットにあります。

M&Aでは外部の企業や投資家が買収を行うのに対し、MBOでは自社の経営陣が買収の主体となります。M&Aが新しい経営方法の導入を目的とすることが多いのに対し、MBOは経営陣が自らの経営方針を継続・強化するために行われることが多いです。

MBOとTOBの違い 

TOB(株式公開買付)は上場企業の株式を公開市場で買い付ける手法であり、MBOを実行する際の手段として使われることがあります。MBOは「誰が株式を買収するか」に焦点を当てた手法であるのに対し、TOBは「どのような方法で買収するか」に重点を置いた手法です。

上場企業がMBOを行う場合、多くはTOBを通じて株式を取得します。TOBでは買付価格や期間を公表し、投資家保護のための条件に従って公正な手続きを踏む必要が生じます。

MBOとLBOの違い 

LBO(レバレッジド・バイアウト)は買収対象企業の資産や将来のキャッシュフローを担保に資金調達を行う手法です。MBOとLBOの主な違いは買収する主体と資金調達方法にあります。

MBOは経営陣が主体となるのに対し、LBOは買収主体を限定せず、高いレバレッジ(借入比率)で資金を調達する点が特徴となります。MBOでもLBOの手法を用いることがあり、両者は併用されることも少なくありません。

MBOは企業の非公開化や経営の自由度向上、敵対的買収の防止などを目的として実施されます。経営陣自身が企業の将来に責任を持つ形で経営権を取得する手法として重要な位置を占めています。

MBOが注目される3つの背景と市場動向

近年、日本企業におけるMBO(経営陣による自社買収)の動きが活発化しています。この背景には市場環境の変化や企業価値向上への圧力など、複合的な要因が存在します。

MBOが注目される主な背景と最新の市場動向は以下の通りです。

  1. 日本における件数推移と業種別傾向
  2. PBR1倍割れ・ESG圧力などマクロ要因
  3. セブン&アイHDなど大型案件のインパクト

それぞれ解説していきます。

1. 日本における件数推移と業種別傾向

MBOは日本のM&A市場において重要な位置を占めるようになっています。2021年から2022年にかけて日本企業が関わったM&A案件は2年連続で過去最多を更新し、2022年には4,304件に達しました。

この中でMBO案件も増加傾向にあり、2025年に入ってからも活発な動きが続いています。業種別に見ると、IT・通信分野の企業が積極的にMBOを実施する傾向があります。

特にデジタル技術の進化を背景に、AIやIoT関連の企業を対象としたMBOが増加しています。また、医薬品や資産運用事業など専門性の高い分野でも取引が多く見られます。

さらに、2025年4月のM&A件数は102件と前年同月比で7件増加し、2008年の集計開始以来初めて4月単独で100件を超えました。この中にはMBO案件も含まれており、M&A市場全体の活況がMBOの増加にも影響を与えています。

2. PBR1倍割れ・ESG圧力などマクロ要因

MBO増加の背景には、企業価値評価や市場からの圧力といったマクロ要因があります。東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)1倍割れの企業に対して改善を要請していることが、MBOを含むM&A増加の主な要因となっています。

2023年3月から始まった東証の市場改革では、プライム市場およびスタンダード市場の全上場企業に対し「資本コストや株価を意識した経営の実現」が要請されました。特にPBR1倍割れの企業は十分な市場評価を得られていないとされ、より積極的な対応が求められています。

また、ESG(環境・社会・ガバナンス)への圧力も高まっており、2025年4月以降は東証プライム市場上場会社に対して決算情報や適時開示情報の英文開示が義務付けられるなど、上場維持コストが増大しています。これらの要因が、企業にMBOによる非公開化を検討させる背景となっていると考えられます。

3. セブン&アイHDなど大型案件のインパクト

大型MBO案件は市場に大きなインパクトを与え、MBOへの注目度を高めています。セブン&アイHDは2024年、カナダのコンビニ大手「アリマンタシオン・クシュタール」から約7兆円の買収提案を受け、対抗策としてMBOによる非公開化を検討しました。

この計画では、伊藤忠商事と創業家である伊藤家が3兆円を出資し、6兆円のMBOローンを組み合わせることで、合計9兆円規模の株式非公開化を目指すという、日本国内のMBO案件としては過去最大規模の内容でした。最終的に2025年2月に資金調達のめどが立たず計画は断念されましたが、この事例はMBOの可能性と課題を浮き彫りにしました。

日本の企業買収市場は2025年以降も拡大が予想され、特に業界再編型の経営統合が増加する見込みです。MBOはその中でも重要な手法として、今後も注目され続けるでしょう。

MBOの5つのメリット

MBO(経営陣による自社買収)には、経営の自由度向上から従業員エンゲージメント強化まで、多様なメリットがあります。企業が直面する課題解決や成長戦略実現のために、MBOが選択される理由を5つの観点から解説します。

MBOの主なメリットは以下の通りです。

  1. 経営自由度と迅速な意思決定
  2. 敵対的買収防衛と株主構成最適化
  3. 事業承継・後継者問題の解決
  4. 上場維持コスト・IR負担の削減
  5. 従業員エンゲージメントと中長期投資の促進

それぞれ解説していきます。

1. 経営自由度と迅速な意思決定

MBOを実施すると、経営陣が主要株主となることで経営判断の自由度が大幅に向上します。経営権が集中することで、外部の影響を受けずに迅速かつ自由な意思決定が可能になります。

企業を取り巻く環境は、IT技術の急速な発展や予測不能な経済変動など、劇的に変化しています。複数の株主が存在する場合、重要な経営判断には株主総会の開催・決議などの手続きが必要となり、最終決定までに時間がかかることもあります。

MBOによって経営陣が株式を保有することで、変化の激しい市場環境において競争力を維持し、ビジネスチャンスを迅速に捉えることが可能となるでしょう。

2. 敵対的買収防衛と株主構成最適化

MBOは望まない買収からの防衛策として有効です。MBOによって経営陣が自社株を保有すれば、敵対的TOB(株式公開買付)への対抗策になります。

非上場株式の場合、株式の譲渡には株主の同意が必要とされるケースが一般的です。MBOを実施して非上場企業となれば、敵対的買収による会社の乗っ取りや、意図しない人物に株式を取得されるリスクを回避できる可能性があります。

また、株主構成を最適化することで、経営方針に理解のある株主との関係を構築し、長期的な企業価値向上に集中できる環境を整えることも期待できます。

3. 事業承継・後継者問題の解決

MBOは事業承継や後継者問題の解決手段としても活用されています。親会社からの円満な独立手段としてMBOは用いられ、子会社の社長や非中核事業の事業部長などが株式を取得することで独立が可能です。

いわば「のれん分け」に近い形で、親会社としても子会社の切り離しによって経営資源を集中できるメリットがあります。中小企業においては、後継者不在の問題を解決する手段としてMBOが選択されることもあり、事業の継続性を保ちながら経営権の移転を実現できる場合があります。

4. 上場維持コスト・IR負担の削減

上場企業がMBOを実施して非公開化することで、上場維持に関わる様々なコストを削減できます。上場企業はIRなど企業情報の開示に伴う社内体制の整備が必要であり、監査法人への報酬や証券代行費用等の上場維持コストが年間一定額発生し続けます。

上場によるメリットと上場維持コストを比較して、上場のメリットがあまりない場合、MBOによる非上場化でこれらのコストを削減することが可能です。特に中小規模の上場企業にとって、上場維持コストの負担は大きく、MBOによる非公開化は財務改善につながる選択肢となり得ます。

5. 従業員エンゲージメントと中長期投資の促進

MBOは従業員のモチベーション向上と中長期的な投資促進にも寄与します。非上場化することで、株価変動に縛られた短期的な利益を求める必要がなくなり、中長期的視点で経営計画を組めるようになります。

MBOでは会社組織に変化はなく、人材を含めた経営資源がそのまま引き継がれるため、事業や従業員の雇用が継続する傾向にあります。従業員からすれば、経営陣が株主になることで会社の将来に対するコミットメントが明確になり、安心感が生まれることも考えられます。

また、短期的な業績変動に左右されず、研究開発や設備投資など中長期的な企業価値向上につながる投資判断が行いやすくなるでしょう。

MBOの4つのデメリット・リスク

MBOには多くのメリットがある一方で、実施に際して考慮すべき重要なデメリットやリスクも存在します。企業がMBOを検討する際には、以下の4つの課題を十分に理解し、対策を講じることが重要です。

MBOの主なデメリット・リスクは以下の通りです。

  1. 既存株主との対立と利益相反
  2. 財務レバレッジ増大による負担
  3. 情報開示制約と資金調達制限
  4. ステークホルダー信頼確保の課題

それぞれ解説していきます。

1. 既存株主との対立と利益相反

MBOでは経営陣と既存株主の間に利益相反が生じやすい構造があります。MBOを実施する際、経営陣はできるだけ安く株式を買い取りたい一方で、既存株主はより高い価格で売却したいと考えるため、利益相反による対立が生じる可能性があります。

この対立が激化すると、交渉の結果、MBOが不成立になるリスクも考えられます。既存株主とのトラブルを防ぐためには、中立的な立場の専門家に依頼して株式価値を算出し、適正な価格での取引を心がけることが重要です。

利益相反対策を講じなければ、株主からの反発や訴訟リスクも高まる可能性があります。

2. 財務レバレッジ増大による負担

MBOの実施には多額の資金が必要となり、財務状況に大きな影響を与えます。MBOの実施にあたって、多くの場合、金融機関や投資ファンドからの融資が必要となり、これにより会社の債務が増加し、利息の返済負担が生じます。

債務の増加は財務状況の悪化を招き、返済期間の設定によっては会社の資金繰りを圧迫する可能性があります。近年は金利が上昇傾向にあり、金利負担の部分は注意しながら金融機関や投資ファンドと交渉する重要性が高まっています。

場合によっては経営陣に個人保証を求められるケースもあり、リスクが増大することもあります。

3. 情報開示制約と資金調達制限

非公開化によって情報開示の義務が減少する一方で、資金調達面での制約も生じます。上場企業がMBOを実行すると、上場廃止になることから市場から資金調達できなくなるデメリットがあります。

主要な資金調達源を失うことで資金繰りが厳しくなる可能性があり、上場企業がMBOを実施する際は十分な検討が必要となります。また、非上場企業となることで情報開示が限定的になり、取引先や金融機関からの信用度が低下するリスクも考慮しなければなりません。

資金調達手段が限られることで、大規模な投資や事業拡大が難しくなる場合もあります。

4. ステークホルダー信頼確保の課題

MBO後は様々なステークホルダーとの信頼関係維持が課題となります。経営権が集中することで、逆に経営に変革が起こりにくくなるというデメリットがあります。

現経営陣の現状認識力や決断力が乏しいと、環境の変化に適応しきれず、長期的にはかえって経営が悪化するリスクが指摘されています。また、MBOを行うと、上場廃止のリスクや調達した資金の返済スケジュール管理などが必要となります。

会社の信用が低下する懸念や株主の確認がなくなることで、経営が揺らぐ可能性も想定されるため、MBO開始前にMBO後の計画を立てておくことが重要です。

MBO実行プロセスの4ステップ

MBO(経営陣による自社買収)を実施するには、明確なプロセスを踏む必要があります。ここでは、検討段階から完全子会社化までの4つの重要ステップを解説します。

MBO実行の主なプロセスは以下の通りです。

  1. 検討フェーズ―目的整理とバリュエーション
  2. スキーム設計―SPC設立と資金調達
  3. TOB実施からスクイーズアウトまでの流れ
  4. 上場廃止・完全子会社化の手続き

それぞれ解説していきます。

1. 検討フェーズ―目的整理とバリュエーション

MBO実施の初期段階では、目的の明確化と企業価値の算定が不可欠です。MBOでは、複数の方法を用いてバリュエーションを実施し、各ステークホルダーが妥当だと思える企業価値を算出するのが基本です。

バリュエーション手法としては、インカムアプローチ、コストアプローチ、マーケットアプローチなどがあります。これらの手法を組み合わせることで、より正確な企業価値を算定できると考えられています。

この段階で適切な企業価値評価を行わないと、後のプロセスでステークホルダーとの間に対立が生じる可能性があるため、慎重に進める必要があります。

2. スキーム設計―SPC設立と資金調達

MBOの実行には適切なスキーム設計と資金調達が重要です。一般的には、特別目的会社(SPC)を設立して資金調達を行います。

SPCを利用したMBOスキームは、後継者に対して円滑な事業承継を行うことに適していると言われます。SPCを設立する主な理由は、金融機関からの資金調達が容易になるためです。

SPC名義で資金調達を行うと、後継者との倒産隔離が図られるため、金融機関から大きな額の資金を調達しやすくなることがあります。最終的にはSPCと元の会社が合併を行うことで、後継者が合併後の会社の株主となり、事業承継が完了します。

3. TOB実施からスクイーズアウトまでの流れ

上場企業のMBOでは、TOB(株式公開買付)からスクイーズアウト(少数株主の排除)までの手続きが必要です。TOBは株式を公開市場で買い付ける手法で、MBOを実行する際の手段として使われます。

TOBでは買付価格や期間を公表し、投資家保護のための条件に従って公正な手続きを踏む必要があります。TOBで一定割合以上の株式を取得した後、残りの少数株主の株式を強制的に取得するスクイーズアウトを行います。

この過程では、少数株主の利益を保護するための手続きが法律で定められており、適切に対応することが求められます。

4. 上場廃止・完全子会社化の手続き

MBOの最終段階では、上場廃止と完全子会社化の手続きを行います。スクイーズアウトが完了すると、株式は上場廃止となり、企業は非公開化されます。

上場廃止後は、SPCと対象会社の合併などを通じて完全子会社化が行われます。この段階では、会社法に基づいた適切な手続きを踏む必要があります。

上場廃止によって、上場維持コストの削減や経営の自由度向上といったMBOのメリットが実現します。

資金調達・税務・会計の4大要点

MBOを成功させるためには、資金調達・税務・会計の側面からも十分な検討が必要です。ここでは、MBO実施における4つの重要なポイントを解説します。

MBO実施における資金調達・税務・会計の主な要点は以下の通りです。

  1. LBOローン・メザニンファイナンスの条件
  2. 株価算定とフェアネスオピニオン取得
  3. のれん・無形資産の会計処理
  4. 税務メリット/デメリットと繰延税金資産

それぞれ解説していきます。

1. LBOローン・メザニンファイナンスの条件

MBOの資金調達では、LBOローンやメザニンファイナンスが重要な役割を果たします。LBOファイナンスは基本的にノンリコース(非遡及)であり、返済の責任範囲を限定したうえで融資を行う手法である点が特徴的です。

LBOローンには主に、シニアローン、メザニンローン、コミットメントラインの3種類があります。シニアローンは最も返済優先度が高く、低金利で借入できる特徴を持っています。

一方、メザニンファイナンスはLBOローンよりも弁済順位が低い劣後ローンや優先株式を指し、利率は一般に8%~10%程度と言われています。これらの資金調達手段を組み合わせることで、MBOに必要な資金を効率的に調達できる可能性があります。

2. 株価算定とフェアネスオピニオン取得

MBOでは株価算定の公正性を担保するため、フェアネスオピニオンの取得が重要です。フェアネスオピニオンとは、財務に関する専門性を有する第三者算定機関が、合意された取引価格や比率の公正性について、財務的見地から意見を表明するものです。

2019年6月に経済産業省から公表された「公正なM&Aの在り方に関する指針」では、MBOや支配株主による従属会社の買収等、構造的な利益相反関係にある取引における公正性担保措置として、フェアネスオピニオンの有用性が指摘されています。

フェアネスオピニオンを取得することで、株主に対する説明責任を果たし、MBOの透明性と公正性を高めることが期待できます。

3. のれん・無形資産の会計処理

MBO実施後の会計処理では、のれんや無形資産の扱いが重要になります。のれんとは、買収価額が被買収企業の純資産を上回る部分を指し、将来の超過収益力を表します。

会計上、のれんの資産価値が著しく低下した場合は、のれんの帳簿価額と回収可能価額の差額を「減損損失」として計上します。一方、税務上ではのれんは「資産調整勘定」として処理され、会計とは異なる扱いになることがあります。

この違いを理解し、適切に会計処理を行うことがMBO後の財務報告の正確性を確保するために重要です。

4. 税務メリット/デメリットと繰延税金資産

MBOには税務面でのメリットとデメリットがあり、特に繰延税金資産の扱いが重要です。繰延税金資産は、将来的に支払う法人税や住民税、事業税がどのぐらい変動するかを表す税効果会計に関する勘定科目です。

繰延税金資産を計上するメリットとして、利害関係者からの評価が向上し、自己資本が増え、財務諸表上は利益が確保される点が挙げられます。一方、デメリットとしては、赤字になったら税金は支払わないため意味がなくなることや、計上や取り崩しの判断が業績に大きく影響する点があります。

MBOを実施する際には、これらの税務上の影響を十分に検討し、専門家のアドバイスを受けながら進めることが重要となります。

上場廃止後、株式はどうなる?株主への影響Q&A

MBO(経営陣による自社買収)によって上場廃止となった場合、株主にとって最も気になるのは保有株式の行方です。ここでは、MBO発表から上場廃止後までの株式の扱いと株主への影響について解説します。

株主への主な影響に関するQ&Aは以下の通りです。

  • MBO発表~上場廃止までの株価推移
  • 買取価格決定メカニズムと少数株主保護
  • 上場廃止後の株式管理と再上場の可能性

それぞれ解説していきます。

MBO発表~上場廃止までの株価推移

MBO発表後の株価は通常、買収プレミアムの影響で上昇する傾向があります。MBO発表後は、一般的に既存の株主に買収プレミアムを上乗せした買い取り価格が設定されるため株価が上昇します。

例えば大正製薬ホールディングスの場合、2023年11月24日のMBO発表後、TOB(株式公開買付)価格は市場価格に対して相当のプレミアムが付きました。上場廃止が決定してから実際に上場廃止されるまでの期間は、投資家が市場で株式を売買できる最後の機会となります。

この期間中にできるだけ早く売却することが推奨されています。

買取価格決定メカニズムと少数株主保護

MBOにおける買取価格は、公正性と透明性を確保するための仕組みが整えられています。買取価格の決定には、第三者機関による株価算定やフェアネスオピニオンの取得など、少数株主の利益を保護するための措置が講じられます。

大正製薬ホールディングスのMBOでは、1株に対して8620円のTOB価格が設定されましたが、複数の投資ファンドから「安すぎる」との批判が出ました。このように、買取価格をめぐっては株主と経営陣の間で対立が生じることもあります。

東京証券取引所は、こうした問題に対応するため、MBOに関する行動規範の厳格化を進めています。

上場廃止後の株式管理と再上場の可能性

上場廃止後の株式管理は、証券保管振替機構(機構)での取扱いによって異なります。上場廃止になっただけでは株式の価値や株主としての権利は失われず、その後は発行会社の株主名簿で管理されます。

MBOを実施して非上場企業となった場合、株主は経営陣や投資ファンドなどに限定されるのが一般的です。一般株主の株式は買い取られ、現金化されることになります。また、MBOによって非公開化された企業が再上場するケースもあります。例えばワールドは2005年に上場廃止となりましたが、2018年に再上場を果たしています。

3つの成功・失敗事例に学ぶMBOのポイント

MBOの実施には様々な背景や目的があり、その成否は企業の将来に大きな影響を与えます。ここでは、近年注目を集めた3つのMBO事例から、成功のポイントと避けるべき落とし穴を学びます。

注目すべきMBO事例は以下の通りです。

  1. 大正製薬ホールディングスのケーススタディ
  2. ベネッセホールディングスのケーススタディ
  3. スノーピークのケーススタディ

それぞれ解説していきます。

1. 大正製薬ホールディングスのケーススタディ

大正製薬ホールディングスは2023年11月にMBOを発表し、日本企業では過去最大規模のMBOとして注目を集めました。大正製薬ホールディングスは主力の医薬事業が薬価制度改革や医療の個別化にともなう開発難易度の上昇など厳しい状況にあり、今後はネット販売や海外事業を強化する予定です。

このMBOでは、創業家主導で株式取得を目的に設立された大手門株式会社がTOBを実施し、総額約7100億円という巨額の買収となりました。2024年3月の臨時株主総会を経て、東京証券取引所から上場廃止となる見通しです。

一方で、TOB価格が安すぎるとして投資ファンドから批判を受けるなど、少数株主との利益相反という課題も浮き彫りになりました。

2. ベネッセホールディングスのケーススタディ

ベネッセホールディングスは2023年11月10日、MBOを実施すると発表しました。「事業変革をスピードと質をもって実現できる」と小林仁社長が説明したように、経営の自由度を高め、長期的な視点での事業改革を目指しています。

ベネッセ創業家とスウェーデンの投資ファンドであるEQTグループが組み、TOB価格は1株2600円で、11月9日の終値に45%超のプレミアムをつけました。TOB総額は最大2079億円と、当時の国内MBOで過去最大規模でした。

TOB成立後、ベネッセは東証プライム市場から上場廃止となり、株式非公開化後は創業家、現経営陣、EQTによる「トロイカ体制」で経営を進める計画です。

3. スノーピークのケーススタディ

スノーピークは2024年にMBOによる株式非公開化を正式発表しました。上場廃止で経営の自由度を高め、短期的な収益よりも長期的なビジョンの実現に軸足を移す決断をしました。

スノーピークはコロナ禍のキャンプ特需によって売上高が4年間で2.5倍に跳ね上がりましたが、直近の2023年12月期は最終利益が99.9%減と急激に業績が悪化しました。キャンプブームの終焉を背景に在庫過多に陥り、経営の立て直しが急務となっていました。

山井太社長がMBOを検討し始めたのは約1年前からで、短期的には利益水準の低下やキャッシュフローの悪化を招くことが避けられない中、機動的かつ柔軟な意思決定を可能にするため非公開化を選択しました。

これらの事例から、MBOを成功させるためには、明確な経営ビジョンと実行計画、適切な株価設定、そして株主を含むステークホルダーとの丁寧なコミュニケーションが重要であることがわかります。

MBO成功のための4つのチェックポイント

MBO(経営陣による自社買収)を成功させるためには、計画段階から実行後まで様々な要素を考慮する必要があります。ここでは、MBOを成功に導くための4つの重要なチェックポイントを解説します。

MBO成功のための主なチェックポイントは以下の通りです。

  1. ガバナンスと利益相反管理
  2. 独立委員会設置と情報開示の徹底
  3. アフターMBO経営計画とKPI設定
  4. 専門家チーム(FA・弁護士・会計士)の活用

それぞれ解説していきます。

1. ガバナンスと利益相反管理

MBOでは経営陣と既存株主の間に利益相反が生じやすいため、適切なガバナンス体制の構築が不可欠です。既存株主とのトラブルを防ぐためには、中立的な立場の専門家に依頼して株式価値を算出し、適正な価格での取引を心がけることが重要です。

利益相反とは、経営陣はできるだけ安く株式を取得したい一方で、既存株主はより高い価格で売却したいと考えるような、二者以上の利害が対立する状況を指します。この対立を放置すると、株主からの反発や訴訟リスクも高まるため、利益相反対策を講じることがMBO成功の鍵となります。

2. 独立委員会設置と情報開示の徹底

MBOの公正性を担保するためには、独立委員会の設置と情報開示の徹底が重要です。2025年に施行されたMBO新ルールでは、特別委員会からの答申書が適時開示書類の添付書類とされたことから、少なくとも添付書類として答申書の全文が開示されることになりました。

MBO新ルールでは、少数株主への影響に関する意見の入手先が特別委員会に限定され、意見の内容も「一般株主にとって公正であること」に変更されました。また、DCF法による株式価値算定に関して、財務予測の前提となる考え方や割引率などの項目について追加的な開示が必要になるなど、情報開示の拡充が図られています。

3. アフターMBO経営計画とKPI設定

MBO実施後の経営計画とKPI(重要業績評価指標)設定は、長期的な成功の鍵となります。MBOがゴールではなく、MBO達成後のビジョンを明確にしておくことが重要です。

KPI設定では、KGI(重要目標達成指標)を分解する方法と、KSF(重要成功要因)を考えて指標化する方法があります。KPIツリーを作成し、利益、売上、新規顧客売上などの指標を階層的に分解することで、効果的な経営管理が可能になります。

MBO実施後は、上場廃止のリスクや調達資金の返済スケジュール管理なども必要になるため、事前に計画を立てておくことが肝要です。

4. 専門家チーム(FA・弁護士・会計士)の活用

MBOの複雑なプロセスを円滑に進めるためには、専門家チームの活用が不可欠です。ファイナンシャルアドバイザー(FA)、弁護士、会計士などの専門家は、MBOの各段階で重要な役割を果たします。特に株価算定やデューデリジェンス(企業調査)、法的手続きなどの専門的な分野では、経験豊富な専門家のサポートが成功の鍵となります。専門家チームを早期から関与させることで、潜在的なリスクを特定し、適切な対策を講じることが期待できます。

【人事用語のMBO】目標管理制度との違い

MBOという略語は、経営陣による自社買収(Management Buyout)と目標管理制度(Management By Objectives)の両方を指すため、混同されやすい用語です。ここでは、人事領域におけるMBOの概要と、経営陣買収MBOとの違いを解説します。

人事用語のMBOと経営陣買収MBOの違いに関するポイントは以下の通りです。

  • HR領域のMBO(Management By Objectives)の概要
  • 経営陣買収MBOとの混同を避けるポイント
  • 評価制度MBOの導入メリット・デメリット

それぞれ解説していきます。

HR領域のMBO(Management By Objectives)の概要

人事領域におけるMBOは、従業員が自ら目標を設定し、達成までの道のりを自ら管理する人材マネジメント手法です。MBOは「Management by Objectives」の略称で、「目標管理制度」と訳され、1954年に経営学者のピーター・ドラッカーにより提唱されました。

MBOの大きな特徴は、社員が自ら目標を設定し、達成までの道のりを自ら管理することです。上司からの指示ではなく、企業目標の達成に貢献できるような目標を自分で設定するため、自主性を養ったり、モチベーションの向上につながったりするメリットがあります。

人事評価では、目標の達成状況により評価が行われます。

経営陣買収MBOとの混同を避けるポイント

経営陣買収MBOと目標管理制度MBOは全く異なる概念ですが、同じ略語を使用するため混同されやすいです。経営陣買収MBOは企業の株式を経営陣が買い取る手法であるのに対し、目標管理制度MBOは人材マネジメントの手法です。

ビジネスにおける目標管理制度MBOは、企業のビジョンや戦略に基づいて、従業員が自己がらみで目標を設定し、達成していくのを支援する手法と言えます。一方、経営陣買収MBOは企業買収の一形態で、経営陣が外部から資金を調達して自社の株式を買い取り、経営権を取得する手法となります。

文脈によってどちらのMBOを指しているのか注意する必要があります。

評価制度MBOの導入メリット・デメリット

目標管理制度MBOには、導入するメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 従業員の意欲向上
  • タスクの優先順位設定
  • 進捗把握の容易さ
  • 業績向上

一方、デメリットとしては、以下の点が考えられます。

  • 目標の達成度合いが人事評価に影響を与えるため、従業員によっては低い目標を設定する可能性
  • 個人の目標のみに執着するとチームの協調性低下を招く可能性
  • 評価における負担とプレッシャーが増えるといった課題

目標管理制度MBOを効果的に運用するためには、目標の明確化、意欲の向上、堅実な意思決定、チームの規則性確立などのポイントを押さえることが重要です。また、OKR(Objectives and Key Results)など他の目標管理手法との違いを理解し、自社に適した方法を選択することも大切になります。

MBOに関するよくある質問

MBO(経営陣による自社買収)について、投資家や経営者からよく寄せられる疑問にお答えします。株式の行方から相談先まで、実務的な観点から重要なポイントを解説します。

MBOに関する主な質問と回答は以下の通りです。

  • MBOで株はどうなるのか
  • 上場廃止後の株主の対応
  • MBOと人事評価制度の関係
  • MBOを検討する際の相談先

それぞれ解説していきます。

MBOで株はどうなるのか

MBOが実施されると、経営陣が株式を買い取るため、一般株主の保有株式は現金化されます。MBO発表後は、一般的に既存の株主に買収プレミアムを上乗せした買い取り価格が設定されるため株価が上昇します。

上場企業のMBOでは、通常TOB(株式公開買付)が実施され、株主は提示された価格で株式を売却するかどうかを選択できます。TOBに応じない場合でも、経営陣側が一定以上の株式を取得すると、スクイーズアウト(少数株主の排除)により、残りの株式も強制的に買い取られることがあります。

この過程では、少数株主の利益を保護するための手続きが法律で定められています。

上場廃止後の株主の対応

MBOによって上場廃止となった場合、株主はどのような対応が必要でしょうか。上場廃止になっただけでは株式の価値や株主としての権利は失われず、その後は発行会社の株主名簿で管理されます。

ただし、MBOを実施して非上場企業となった場合、株主は経営陣や投資ファンドなどに限定されるのが一般的です。一般株主の株式は買い取られ、現金化されることになります。

上場廃止が決定してから実際に上場廃止されるまでの期間は、投資家が市場で株式を売買できる最後の機会となるため、できるだけ早く売却することが推奨されています。

MBOと人事評価制度の関係

MBOという略語は、経営陣による自社買収と目標管理制度の両方を指すため、混同されやすい用語です。人事評価制度のMBOは「Management by Objectives」の略称で、「目標管理制度」と訳され、1954年に経営学者のピーター・ドラッカーにより提唱されました。

人事評価制度のMBOでは、従業員が自ら目標を設定し、達成までの道のりを自ら管理します。上司からの指示ではなく、企業目標の達成に貢献できるような目標を自分で設定するため、自主性を養ったり、モチベーションの向上につながったりするメリットがあります。

経営陣買収のMBOとは全く異なる概念であるため、文脈によって使い分ける必要があります。

MBOを検討する際の相談先

MBOを検討する際は、専門家への相談が不可欠です。MBOも買収や売却を行うM&Aの一種であるため、メリットだけでなくデメリットについても、把握しておかなければなりません。

具体的な相談先としては、M&A仲介会社やファイナンシャルアドバイザー(FA)、弁護士、会計士などが挙げられます。これらの専門家は、企業価値評価、スキーム設計、資金調達、法的手続きなど、MBOの各段階で重要な役割を果たします。

特に株価算定やデューデリジェンス(企業調査)、利益相反対策などの専門的な分野では、経験豊富な専門家のサポートが成功の鍵となるでしょう。

まとめ―MBOで企業価値を最大化するために覚えておくべきこと

MBOは経営陣が自社の株式を買い取って経営権を取得する手法であり、適切に実施すれば企業価値の最大化につながる可能性があります。将来のビジョンを明確にし、株主との対立を避ける工夫をし、専門家へ相談することがMBO成功の3つの重要なポイントです。

MBOのメリットとしては、経営の自由度向上、迅速な意思決定、敵対的買収の防止、上場維持コストの削減などが挙げられます。一方、デメリットとしては、既存株主との利益相反、財務レバレッジの増大、資金調達の制限などがあります。

MBOを成功させるためには、ガバナンスと利益相反管理、独立委員会設置と情報開示の徹底、アフターMBO経営計画とKPI設定、専門家チームの活用が重要となります。特に、MBO後の経営計画を事前に立てておくことが、長期的な成功につながると言えるでしょう。

中小企業のMBOは事業承継が目的で行われることが多いですが、相手のことを考えて自身に不利なMBOを行うと、今後の経営が困難になる可能性も指摘されています。MBOはゴールではなく、MBO達成後のビジョンを明確にし、企業価値の最大化を目指すことが重要です。

上場廃止回避マニュアル

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Q&Aよくある質問

Q1サジェスト対策はどのくらいで効果が出ますか?

キーワードにもよりますが、早くて2日程度で効果が出ます。
ただし、表示させたくないサイトがSEO対策を実施している場合、対策が長期に及ぶおそれもあります。

Q2一度見えなくなったネガティブなサジェストやサイトが再浮上することはありますか?

再浮上の可能性はあります。
ただ、弊社ではご依頼のキーワードやサイトの動向を毎日チェックしており、
再浮上の前兆がみられた段階で対策を強化し、特定のサジェストやサイトが上位表示されることを防ぎます。

Q3風評被害対策により検索エンジンからペナルティを受ける可能性はありませんか?

弊社の風評被害対策は、検索エンジンのポリシーに則った手法で実施するため、ペナルティの心配はありません。
業者によっては違法な手段で対策をおこなう場合があるため、ご注意ください。

Q4掲示板やSNSのネガティブな投稿を削除依頼しても受理されないのですが、対応可能ですか?

対応可能です。
弁護士との連携により法的な削除要請が可能なほか、投稿者の特定や訴訟もおこなえます。

Q5依頼内容が漏れないか心配です。

秘密保持契約を締結したうえで、ご依頼に関する秘密を厳守いたします。

Q6他社に依頼していたのですが、乗り換えは可能ですか?

可能です。
ご依頼の際は他社さまとどのようなご契約、対応がなされたのかをすべてお伝えください。

Q7セキュリティ事故発生時にはすぐ対応していただけますか?

はい。緊急時には最短即日でフォレンジックを実施いたします。

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