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クロスメディアマーケティングとは?4つのメリット・成功事例を紹介

「つづきはWebで!」という宣伝を見たことありませんか?
これは、「クロスメディアマーケティング」と呼ばれる広告手法の1つです。Webサイト・テレビCM・新聞・雑誌など、企業が複数の広告メディアを駆使して商品情報を伝え、購買行動を起こす効果があります。
ここでは、クロスメディアマーケティングの概要やメリット、成功事例などについて紹介します。

クロスメディアマーケティングとは?

「クロス・メディア(cross-media)」とは、インターネット・テレビ・雑誌など、複数のメディアの相互作用を狙うものです。これを活用し、集客・売上アップといった広告効果を上げようとする手法が、クロスメディアマーケティングです。

例えば、テレビCMや街頭で「続きはWebで」「○○で検索」という広告です。これは代表的なクロスメディアマーケティングの例で、大勢にアピールできる広告で興味をひき、多くの情報を載せられるWebサイトで詳しい魅力を伝えて購入をうながします。

クロスメディアマーケティングに使われる代表的なメディアは、次の通りです。

◆インターネットメディア ◆デジタルメディア ◆アナログメディアなど

購入までの流れ

テレビCMとインターネットを使ったクロスメディアマーケティングにより、人が購買行動を起こす流れを紹介します。

  1. 「テレビCM」で、商品・サービスを知る
  2. 「Webサイト」で商品の詳しい情報を見る
  3. 商品の良さを理解し、申し込み方法を確認、購入を検討する
  4. Web・電話・店頭などで購入する

このように、目にした広告に興味をもった人がパソコンやスマートフォンで詳細情報をチェックし、商品の魅力を知り、購入に至ります。

メディアミックスとの違い

クロスメディアと似たマーケティング手法に、「メディアミックス」があります。

メディアミックスとは、種類が異なる複数のメディア(テレビCM・雑誌・Webなど)を使い、より多くの人へ宣伝をする広告手法です。1つのメディアではカバーしきれない層の人々へもアプローチし、広告効果を高めます。

代表的な成功例「ポケモン」では、ゲーム・アニメ・映画・関連商品など様々なメディアに展開し、世界の各市場で大ヒットしました。「ゲームをやらない層には、アニメでポケモンを知ってもらう」という考えです。

メディアミックスとクロスメディアでは、次のように目的が異なります。複数メディアを連動した宣伝をするかどうかもポイントです。

クロスメディアの目的

複数メディアを連動させ、相乗効果を起こすことです。

メディアミックスの目的

複数メディアでより多く宣伝することが目的であり、メディア同士を連動した宣伝はしません。

クロスメディアとメディアミックスを混同して使っている人もいるので、相手の話を聞き、どちらの意味で使っているのか確認しましょう。

クロスメディアマーケティング4つのメリット

クロスメディアマーケティングには、次のようなメリットがあります。

メディアごとの長所を活かし、短所を補える

マーケティングには次のようなポイントが重要ですが、メディアによって、この部分が優れているものと、そうでないものがあります。

例えば、テレビCMや新聞広告は「ターゲティング」が難しく、狙った層へ宣伝しにくいです。しかし、Webや雑誌広告では、狙った見込み客のみに広告を見てもらえます。

一方、Webや雑誌広告よりも、テレビCMや新聞広告のほうが「社会信頼度」が高く、「広告を届けられる人数」が多いです。クロスメディアマーケティングではそれぞれのメディアを連携させ、デメリットを解消しながら、広告効果を高められます。

「欲しい」気持ちを引き出しやすい

広告を見かけてなんとなく気になり、ネットで商品情報を見ていたら、つい欲しくなり買ってしまった。そんな経験はありませんか?

人が一度クロスメディアマーケティングの流れに乗ると、購買行動を起こしやすくなります。これは、広告配信~購入までの流れを作れるため、「商品を認知→理解→購入」がスムーズになり、コンバージョンしやすいためです。

より多くの人を集客できる

複数メディアの活用により、1つのメディアのみで宣伝するよりも、多くの人に見てもらうことが可能です。異なるメディアで同じ商品の広告を何度か目にするうちに、認知度が上がる効果もあります。

新しいメディアを活用できる

近年はテレビや新聞離れが進み、スマートフォン向けの広告や動画広告が注目されています。メディアの種類は増え、移り変わっていくものなので、クロスメディアによる複数媒体のマーケティングの必要性は増していくでしょう。

クロスメディアマーケティング成功のポイント

企業が限られた費用で高い広告効果を出すために、次のような点をおさえたクロスメディアマーケティングが重要です。

ユーザー視点でメディアを連動させる

例えば、高価格商品ほど、購入は慎重になりますよね。そのため、不安を払拭するための詳しい情報の掲載と、信頼関係作りが必要です。

一方、低価格商品では、雰囲気の良いポスターや、SNSや動画を連動した楽しいコンテンツでのイメージづけが有効です。

「人はどういう気持ちになると、この商品を欲しいと思うのか?」を分析し、コンバージョンまでの流れをしっかり作ります。

ユーザーの興味をひく良質なコンテンツを制作する

例えば、雑誌広告からWebのLP(ランディングページ)へ誘導したい場合、まずは雑誌広告に興味を持ってもらう必要があります。ユーザーの目にとまるよう、キャッチコピーなどを工夫した広告を雑誌に出稿します。

次に、雑誌広告からLPにアクセスしたユーザーに、商品を買ってもらわなければなりません。貴重な見込み客に購買行動を起こしてもらうため、商品の疑問点を解決する情報が充実し、欲しいと思わせるLPを制作します。

どれか1つのメディアの訴求力が低いと、見込み客は離れる可能性があるため、良質なコンテンツ制作が重要です。今はスマートフォンでどこでもWebが使えるので、インターネットをどう連携させて活用するかがポイントになります。

クロスメディアマーケティングの成功事例

クロスメディアマーケティングで売上を伸ばした事例を紹介します。

「続きはWebで」の先駆けCM(LIFECARD)

「続きはWebで」といった言葉でサイトへ誘導する流れの元祖が、オダギリジョー出演のこのCMです。CM中に「LIFECARD」という企業名をイメージ付け、緊迫感を出しながらWebへ誘導する内容は、印象強く記憶に残ります。

2005年~2007 年に放映されたこのCMは、2015年度にCM殿堂入りを受賞しています。

テレビCM×文学(サマンサタバサ)

テレビCMでラブストーリーを繰り広げ、続きをWebで配信しました。さらにそのストーリーを電子書籍で配信、店舗にも冊子を配本するなど、文学を通じたマーケティングを実施します。

その結果、従来のメイン顧客である20代だけでなく30代の顧客も獲得し、前年度比120%超の売上を出しています。

まとめ

クロスメディアマーケティングについて紹介しました。近年は、インターネットを他のメディアとどう組み合わせ、相乗効果を生み出すかがポイントです。

その広告を見て人がどう行動するのか、どういう流れにしたら「欲しい」と思うのか、しっかり分析する必要があります。クロスメディアマーケティングは、これからの時代に大きな可能性を秘めています。