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バイラルマーケティングとは?口コミから低コストで知名度アップする方法

おすすめの商品情報を、SNSで友人に紹介する。企業の気に入った広告やコンテンツに、「いいね」をつける。このような行動をしたことはありますか?
これらは全て、消費者の口コミを利用した「バイラルマーケティング」というマーケティング手法の1つです。
ここでは、バイラルマーケティングの具体的な手法とメリット・デメリット、成功事例について紹介します。

バイラルマーケティングとは?

バイラルマーケティング(Viral marketing)とは、商品の「口コミ」を計画的に広め、低コストで効率良く告知や顧客の獲得を行うマーケティング手法です。

FacebookやTwitterなどのSNSが利用されることが多く、Web上の投稿や動画などがSNSで大勢に拡散されると、人を介してあっという間に口コミが広がります。

「バイラル」は、「感染的な」(viral)というウイルス感染・増殖の意味を持つ言葉です。これは、人々に口コミが広がることと、ウイルス感染の広まりが似ていることが由来です。

インターネットの普及はもちろん、若者~お年寄りまでスマートフォンを持つ今の時代は、SNSなどを活用したマーケティングが販売促進の強力な手段となっています。

バイラルマーケティング3つの手法

バイラルマーケティングのコンテンツは、商品・サービスの特徴に合わせて、次のような3タイプに分けられます。

成功のポイントとして、ユーザーにとって価値の高いコンテンツ・情報を提供することが重要です。

1次的バイラルマーケティング

魅力的なコンテンツ(おもしろい・珍しい・感動する・役に立つなど)を作り、ユーザーが自ら「紹介したい」と思い、友人・知人にシェアしてもらうタイプです。

画像や動画も活用し、ユーザーの感情に訴えかけ、シェアするという行動を起こさせるほどインパクトのあるコンテンツを作る必要があります。

2次的バイラルマーケティング

「シェアすると、お得なクーポンなどの報酬がもらえる」タイプです。飲食店や新商品のキャンペーンに多く、ユーザー側と企業側の利益が一致して成立する手法です。

ただ、魅力的な報酬でないと効果がなく、報酬目当ての不正申込などに注意する必要があります。

紹介埋め込みタイプ

メールなど無料のWebシステムやアプリに多いタイプで、サービスを利用すると、宣伝も同時に表示されるものです。そのため、ユーザーがたくさん使うほど、宣伝効果が自動的に広がります。

バイラルマーケティングのメリット・デメリット

バイラルマーケティングには、次のような企業側のメリットと、知っておくべき注意点があります。

メリット

成功すると、低コストで高い宣伝効果を得られるのが最大のメリットです。いちど注目が集まると、SNSでの「シェア」や「いいね」などの反応や口コミは爆発的に広がります。

知名度は自動的に上がり、それに合わせて売上もアップします。中小企業やベンチャー企業にも向いているマーケティングです。

また、口コミやシェアは、年齢や好みなどが共通するユーザーのつながりの中で広まります。そのため不特定多数がターゲットの広告よりも、狙ったターゲット層へアプローチでき、高い効果が期待できます。

デメリット

口コミが爆発的に広がってしまった場合、制御はできません。すると、予想外の発注に生産が追いつかなくなる、インセンティブ目当ての不正な申込により、逆に赤字が出てしまうなどのリスクもあります。

また、企業が意図しない情報が広まり、炎上する可能性もゼロではありません。消費者をだますような行為を行うと、ステルスマーケティングと間違われ、違法行為になる可能性もあります。

バイラル効果を狙ってマーケティングを行うときは、慎重かつ計画的に、バイラル効果がなるべく起きやすい環境を作っておくことが重要です。宣伝効果を引き出すため、様々な工夫を続けることが必要です。

バイラルマーケティングの成功事例

様々な企業がバイラルマーケティングで知名度・売上アップを達成しており、その一例を紹介します。

メントスコーラ

「コーラのような炭酸飲料にメントスを入れると、泡が異常に発生して中身が噴き出す」という、いたずら心を刺激するような動画が一般人によって公開されました。

これをきっかけにメントスコーラ動画をYou Tubeに公開する人が急増し、メントス側は動画コンテストを開催します。

現在もたくさんのメントスコーラ動画を見ることができ、大きな宣伝効果につながっています。

無印良品

有楽町店10周年記念として、TwitterやFacebookで「無印良品と言えば、○○」というメッセージ投稿をすると10%オフになるキャンペーンを実施しました。この投稿は多くの人に広がり、売上アップにつながっています。

iPhoneメール

「紹介埋め込みタイプ」でユーザー獲得に成功した例です。iPhone発売当初、iPhoneからのメールを受信すると、メールの末尾に「iPhoneから送信」というテキストが自動的に追加されるようになっていました。当時、この表示を見たことのある人は多いと思います。

その結果、送信者がiPhoneユーザーであることが相手に伝わり、iPhoneの知名度アップにつながりました。

バズマーケティング、ステルスマーケティングとの違いは?

「バイラルマーケティング」では、口コミなどによる情報の自然な広まりが狙いです。これに対し、「バズマーケティング」は、有名人(インフルエンサー)などの力も使い、意図的に注目を集めて話題にする手法をとるといった違いがあります。

また、「ステルスマーケティング(ステマ)」は、消費者に宣伝と気づかれないようにヤラセの宣伝をする、不正行為です。バイラルマーケティングを行うときは、このようなステマ行為に該当しないようにする必要があります。

まとめ

バイラルマーケティングの特徴について解説しました。現在は、複数のSNSアカウントを持つことが当たり前になっています。スマートフォンで気に入った投稿をすぐに共有できる時代に、バイラルマーケティングは適しています。

ユーザー心理に刺さるコンテンツを作り、効果が出るまで時間がかかる場合もありますが、低コストで大きな可能性を秘めた手法です。