コンテンツSEOとは?メリットや実施手順&事例を紹介

コンテンツSEOとは マーケティング
  • Webサイト集客に効果のあるコンテンツSEOってどういうもの?
  • コンテンツSEOに取り組みたいけど手順がわからない

このような悩みはありませんか?

いま注目されているSEO対策の方法のひとつが、良質なコンテンツを継続的に増やしていくことでさまざまキーワードでの上位表示を目指す、コンテンツSEOです。

Webサイトからの集客を図りたい企業や個人にとって、コンテンツSEOは重要な施策のひとつでしょう。

今回は、コンテンツSEOはどのような施策なのか、実施するメリットやデメリット、施策の方法などを解説いたします。

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コンテンツSEOとは

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、質の高いコンテンツを継続的に増やしていくことで、さまざまなキーワードで上位表示して集客するSEO施策の1つです。

検索エンジンは、ユーザーにとって価値のある、質の高いコンテンツを多く発信するサイトを高く評価し、検索上位に表示するような仕組みになっています。

さまざまキーワードで検索上位に表示されれば、それだけ多くのユーザーの目に留まるようになるため、高い集客効果が見込めます。

コンテンツマーケティングとの違い

コンテンツSEOと近い言葉にコンテンツマーケティングがありますが、両者はその目的やターゲットが異なります。

まず、コンテンツSEOのおもな目的はサイトへのアクセスを増やすために質の高いコンテンツを配信していき、検索上位を狙うものです。

これに対し、コンテンツマーケティングは記事コンテンツやSNS、メルマガなど多くのチャネルを活用し、購入や資料請求などコンバージョンにつなげることが目的です。

また、ターゲットについてもコンテンツSEOは商品やサービスを認知していないユーザーとしているのに対し、コンテンツマーケティングはすでに商品やサービスを認知し、一定の購入意欲がある層となっています。

コンテンツSEOが注目される背景

過去のSEO対策では、特定のキーワードを多く含むページを作成し、大量の被リンクを設置するといった、不正な行為で検索エンジンから評価を得る「ブラックハットSEO」が横行していました。

2011年以前の検索エンジンは、不正な手口を見破ることができず、ブラックハットSEOで簡単に上位表示できる状況だったのです。しかし、質の低いコンテンツばかりが上位表示されるようになったことで検索エンジンの利便性が下がり、問題となっていました。

そこでGoogleは、2011年にペンギンアップデート、2012年はパンダアップデートという検索エンジンのアップデートを実施します。

これにより、質の高いコンテンツを上位に表示し、質の低いコンテンツはペナルティを受け、軒並み検索順位を下げられたり、インデックス削除されたりする事態が発生しました。

このアップデート以降、質の高いコンテンツを多く有するサイトが上位表示されるようになった結果、コンテンツSEOが注目されるようになりました。

コンテンツSEOのメリット

メリット

コンテンツSEOに取り組むとどのようなメリットに期待できるのかについて紹介いたします。

コンテンツSEOのメリット
  • 安定的な長期集客が期待できる
  • 潜在顧客にアプローチできる
  • 顧客の育成・関係構築できる
  • サイトが資産になる
  • 営業資料として利用できる
  • ブランドの認知度を高められる

安定的な長期集客が期待できる

検索される件数の多いキーワードで上位表示を達成できれば、ページがより多くの人の目に入り、安定的にアクセス数を獲得できるようになります。

新聞広告やテレビCMなどプッシュ型の宣伝手法は、契約期間中のみ集客効果を得られますが、期間が終了すれば効果が失われてしまいます。

その点、コンテンツSEOであれば、検索上位を保てていれば長期的に集客効果を得られ、サイトが気に入ったユーザーからの定期的なアクセスにも期待できるでしょう。

潜在顧客にアプローチできる

コンテンツがさまざまなキーワードで上位表示できれば、自社の商品やサービスを知らない潜在顧客の目にも留まりやすくなります。

サイトに掲載された情報を見て興味をもち、アクセスするようになれば、そこから顧客になる可能性にも期待できるでしょう。

顧客の育成・関係構築できる

当初は自社の商品やサービスに対して興味のなかったユーザーであっても、コンテンツの内容を読んでいるうちに購買意欲が刺激され、購入に至る可能性があります。

また、質の高いコンテンツを提供し続けることでサイトに定期的に訪問するようになり、顧客との関係構築にもつながります。

サイトが資産になる

ある程度のコンテンツ量があり、安定的にアクセスを獲得できるサイトにできれば、長期的に集客効果を得られる会社の資産にもなります。

作成したコンテンツは、自ら削除したり、サーバーやドメインの契約を継続する限り消えないため、資産としてもち続けることができます。

営業資料として利用できる

自社の知見やノウハウなどを含む優れたコンテンツを作成しておけば、商談の場でも使える営業資料にもなります。

営業社員が1から資料を作成する手間が減り業務を効率化できるほか、社員に対するマーケティングの研修資料としても役立てることができるでしょう。

ブランドの認知度を高められる

特定のテーマに関するあらゆるキーワードでコンテンツを増やし、上位表示を達成していくと、多くの検索クエリでインデックスされて検索結果での露出が増加します。

これにより、そのテーマについて検索する機会の多いユーザーの訪問も自然に増加し、専門的な知識があり、信頼できる企業と認知されていくことでブランディングにもつながるでしょう。

コンテンツSEOのデメリット

デメリット

コンテンツSEOを実施する上でのデメリットは以下のとおりです。

コンテンツSEOのデメリット
  • 効果が出るまで時間がかかる
  • コンテンツの制作にリソースがかかる
  • コンテンツのメンテナンス(リライト)が必要

効果が出るまで時間がかかる

SEO対策は、まず質の高いコンテンツを増やしていき、徐々に検索エンジンの評価を高めていくことで、上位表示されるようになっていきます。

そのため、コンテンツを投稿してすぐに上位表示できるというものでなく、継続的にコンテンツを増やし続けていき、さらにその内容が評価される必要があります。

上位表示されるようになるまで数ヶ月~半年以上、収益化するまでにはさらにかかることもあるため、即効性がないという点には注意してください。

コンテンツの制作にリソースがかかる

コンテンツを増やしていくには、当然その内容を検討し、記事を作成する人員が必要です。継続的に取り組むとなれば、それなりの作業量になるでしょう。

とくに、検索数が非常に多くハイレベルな競合の多いビッグキーワードの上位を目指すとなれば、競合に引けを取らない情報量のコンテンツを作成する必要があり、膨大な時間がかかります。

また、SEO対策やWebライティングの知識も必要になるため、コンテンツの立案や調整をおこなう編集者、執筆するライターなどの人員が必要となるでしょう。

コンテンツのメンテナンス(リライト)が必要

検索エンジンは定期的にアップデートが実施され、これまで高く評価されていた記事の評価が下がり、順位が低下することもままあります。

また、競合サイトが同様のキーワードでより内容の厚いコンテンツを増やすなどして、上位の座を奪われる場合も考えられるでしょう。

そのため、定期的にツールで順位チェックをおこない、順位が下がった場合は現状のコンテンツになにが足りないか見直し、リライト(書き直し)する必要があります。

コンテンツSEOの成功事例

企業としてコンテンツSEOを実施して、成功したケースを紹介します。

LIGブログ – 株式会社LIG

株式会社LIGは、WEB制作を中心にコワーキングスペースやゲストハウス運営、英会話スクールなど幅広い事業を展開している企業です。

株式会社LIGはコーポレートサイト内で「LIGブログ」というブログメディアを運営しており、毎月500万PVを獲得しています。

役立つ情報や、ほかのメディアにはないような個性ある記事が特徴で、口コミやSNSでも話題になることがあり、記事が拡散されています。

これにより、コンテンツ制作のスキルが高い企業であるというブランディング、採用の応募促進ができるほか、タイアップ記事や広告掲載での収益獲得にもつながっています。

ボーグル – 株式会社ベネフィット・ワン

ボーグル
出典:ボーグル

株式会社ベネフィット・ワンは、従業員満足度と生産性の向上を実現する、アウトソーシングサービスを提供している企業です。

広告運用コストが増大していることをきっかけに、人事課題の解決や企業の成功事例などを紹介する自社メディア「ボーグル」の運営をスタートしました。

すると、立ち上げからわずか3ヶ月で、1日1件のコンバージョンを獲得。さらに半年後から「働き方改革」や「福利厚生」、「健康経営」など多くの主要キーワードで上位を獲得するようにもなりました。

コンテンツSEOの実施手順

手順

コンテンツSEOを実施するにはどのような手順でおこなえばよいのかについて解説いたします。

実施手順
  • ステップ① キーワード選定
  • ステップ② ペルソナの設定
  • ステップ③ 競合調査
  • ステップ④ 構成案(アウトライン)の作成
  • ステップ⑤ コンテンツの作成&公開
  • ステップ⑥ 効果測定&改善

ステップ① キーワード選定

まずは、どのキーワードで上位表示を目指すのか選定する必要があります。

選定方法としては、まずざっくりとキーワードを検討し、Googleキーワードプランナーなどのツールで検索数や類似の検索キーワードを調査します。

このうち、極端に検索数の少ないものや記事化するのが難しいものを除外し、対策キーワードを絞り込んでリストアップします。

異なるキーワードであっても、ユーザーが検索する意図が同じと考えられるものは記事の内容も似通ってしまうため、ひとつにまとめておいてください。

ステップ② ペルソナの設定

ペルソナとは、そのサイトを利用することが想定されるメインのユーザー像のことです。

たとえば、「20代で副業に興味がある会社員の男性」や、「30代のダイエットに興味をもつ子持ちの女性」というように、具体的なユーザー像を設定することが重要です。

具体的に設定しておくことでコンテンツの内容を決めやすくなり、また「そのペルソナはなにを知りたいと考えるか」を念頭に置くことで、方向性にブレが生じにくくなります。

ステップ③ 競合調査

コンテンツSEOで上位表示を目指すキーワードで検索し、上位に表示されるサイトをピックアップし、競合調査をすることも重要です。

この競合サイトが上位表示を狙っているキーワードはなにか調べ、サイトの強みや弱み、また取り入れられそうな部分などを参考にして、コンテンツづくりに活かします。

ステップ④ 構成案(アウトライン)の作成

選定したキーワード、ペルソナをもとにコンテンツの構成案を作成します。以下のような手順で作成するとよいでしょう。

  • キーワードの検索意図を探る
  • キーワードの競合を調査する
  • 競合の記事を参考にしつつ、目次や見出しを作成する
  • 参考資料やサイトをリストアップする

ステップ⑤ コンテンツの作成&公開

構成案をもとに、コンテンツの作成に取り掛かります。その際に重要となるのが、以下のような内容であることです。

  • キーワードの検索意図と合致するもの
  • オリジナリティがあること
  • 情報を網羅していること
  • 読みやすい工夫があること

コンテンツの作成が完了したら公開します。より多くの人に見てもらうために、SNSなどで発信するのもよいでしょう。

ステップ⑥ 効果測定&改善

コンテンツを公開したら、Googleアナリティクスなどの解析ツールや順位管理ツールを利用してコンテンツの状況を調べ、効果測定をおこないます。

解析ツールでは、コンテンツへのユーザーのアクセス数やURLのクリック数、記事をどれだけ読んでいるか分かる滞在時間などが確認できます。

アクセス数が多いにも関わらず滞在時間が短い場合、タイトルと内容が合致していない可能性が考えられるため、見直しが必要です。

また、順位管理ツールでは、上位を目指すキーワードを設定すると、いま該当のコンテンツがそのキーワードで検索順位の何番目にいるか確認できます。

サイトやコンテンツを公開した直後はまだアクセスや順位が安定しませんが、しばらく経っても順位が浮上しない場合、内容が検索意図とズレている場合があるため、これも見直しが必要です。

このように、ツールを活用して適宜コンテンツの改善をおこなっていくことで、検索エンジンからの評価が徐々に上がってくるようになることでしょう。

コンテンツSEOを始める上で理解しておくこと

ポイント

コンテンツSEOをはじめるにあたって、ある程度の予備知識が必要になります。どのような知識について理解を深めておくべきかについて紹介します。

検索エンジンの仕組みについて理解する

コンテンツSEOをはじめるには、検索エンジンはどのように検索結果を決めているのか、その仕組みを理解する必要があります。

Googleの検索順位は、つぎの3つの要素によって決められています。

クロール
Googleはクローラという自動プログラムを使用してサイトを検索し、その内部を巡回して情報収集する
インデックス
クローラの回収した情報をGoogleのデータベースに登録(インデックス)する
検索結果の表示
インデックスされた情報をもとに、ランキングエンジンが検索結果の順位を判定、反映する

よって、順位を上げるにはこの3つそれぞれに最適な施策をおこなうことが重要になります。

クロールの最適化

まず、クロールを最適化するには、ほかのサイトから自発的に自然なリンクを張ってもらえるほどの良質なコンテンツを作成することです。

そうすることでクローラーの頻度が上がり、より適切にサイトの内容を読み取ってもらえるようになります。

インデックスの最適化

つぎに、インデックスの最適化については、ランキングエンジンが正確にページの内容を理解できるように、HTMLの構造を最適化することが重要です。

検索エンジンが読み取りやすいようにWEBライティングをおこない、検索結果に表示する必要のないページは削除、もしくはnoindexに設定します。

コンテンツの最適化

そして、ランキングにおいてはコンテンツの最適化が効果的です。コンテンツの最適化とはすなわち、検索したユーザーの検索意図に合致する良質なコンテンツの作成です。

良質なコンテンツとはなにかについては、下部の「良質なコンテンツ作りを心がける」で詳しく紹介します。

Webライティングを理解する

Webライティングとは、検索エンジンに評価されやすく、Webサイトを閲覧するユーザーにとっても読みやすいライティング技術のことです。

人は雑誌や本を読む際、それを読もうとして手に取ることが多く、また有料媒体でもあるため、じっくり時間をかけて内容を熟読します。

しかし、Webサイトを見るときは、なにか知りたいことがあって、その答えを知るのが目的のため、最初に結論が書かれており、短時間で要点の分かる内容が好まれます。

このように、Webライティングではライターの書きたいことを書き連ねるのではなく、ユーザーが求めている答えを的確に示し、読みやすく執筆する必要があります。

具体的には、以下のようなことを意識するとよいでしょう。

  • キーワードを入れつつ、記事の内容が分かりやすいタイトルをつける
  • リード文で記事の要約、その記事を読むと何が分かるかを示す
  • 適切に見出しをつけ、見出しで結論が分かるようにする
  • 本文では結論を最初に示し、そのあとに根拠を続ける
  • 適度な改行や箇条書きを用いて読みやすくする

良質なコンテンツ作りを心がける

前述のように、検索エンジンから高い評価を得て上位表示を達成するには、良質なコンテンツを作成することが重要です。

「良質」というのは、情報が充実していて且つ読みやすく、ユーザーが検索して知りたかったことを解決し、読んでよかったと思わせるようなコンテンツです。

たとえば、ユーザーが「ダイエット 方法」と検索した場合、ユーザーが知りたいのはダイエットの方法ですが、本当に知りたいのは早くきれいに痩せる方法なのかもしれません。

それであれば、コンテンツの内容はさまざまなダイエット方法を網羅的に紹介し、さらに早くきれいに痩せるコツやおすすめ商品、グッズも掲載するとなおよいでしょう。

このように、ユーザーが本当に知りたいことはなにかを先回りして考え、それを解決する情報を載せることで、良質なコンテンツであると認めてもらうことができるのです。

良質なコンテンツを掲載しているサイトと認められればアクセスも増え、そこからコンバージョンにつながる可能性もさらに高まっていくことでしょう。

まとめ

コンテンツSEOは、いまや多くの企業が取り入れているWeb集客の手法のひとつです。

効果の実感にはある程度の時間が掛かり、SEOやライティングの知識、コンテンツを量産する手間も必要です。

しかし、上位表示を達成できれば持続的な集客効果を得られ、また新規顧客の獲得や売上アップ、ブランディングなどの可能性にも期待できるため、実施して損はありません。

ためしに自社サイトでコンテンツSEO、はじめてみてはいかがでしょうか。